とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

弟1のアワビタケ事件の話

昨日はムスメのお宮参り&お食い初め&3ヶ月誕生日とゆーことで、旦那のお父さんとうちのオカンが上京してくれてみんなでワイガヤした。

ムスメは必要最低限の愛想を振りまいてなかなかの外面の良さを見せつけたのであった。かわゆー。

夕飯はチョットいい料亭で食べることとし、お店に着くと至れり尽くせりのコース料理が次から次へと運ばれて来た。

お食い初めの一連のイベントもやり終え、ムスメが「もういい加減にせーや」という風情になってきた頃、アワビがちょこっとだけ入った料理が運ばれて来た。

アワビ料理を見たり食べたりすると思い出す弟1のアワビタケ事件というのがある。

数年前、ばあちゃんの葬式の精進落としでみんなでご飯を食べている際、新たに運ばれて来た料理にアワビがたくさん乗っていた。
みんな喜んでアワビをパクパク食べ、アワビうまいなぁーダシがきいてるよ と喋っていたのだが、弟1が「これアワビかなぁ?キノコみたいな味しない?」と言い出した。同じ円卓を囲んでいた、私を含め10人ほどがゲラゲラ笑いながら「弟1くんは美味しいもの食べつけてないからねぇー!」「アワビ食べるの初めてなんじゃない?」と散々バカにしたものである。

弟1は私や弟2と異なりわりかし温厚で細かいことにこだわらないタイプなのだが、この時ばかりは「絶対アワビじゃない!バカ舌はオレなのかキミたちなのか確かめる!」と言って店員さんにこの料理の材料は何か尋ね、果たして店員さんは「アワビタケでございます」と答えたのであった。

弟1は「ほらみろー!菌類を貝だと思ってありがたがって食べちゃってさ!」と勝利宣言し、彼をバカにした我々はわりとモジモジした というのが事件の概要である。

わりとくだらない事件だけどアワビタケという分かりやすいネーミングもあり、それ以来アワビを見たり食べたりするたびに思い出すのであった。おわり。