産休に入る前に、産休中にやりたいことをリスト化していて、その中に入れていたのが「大河ドラマ『篤姫』を一気に見る」というもの。
産休前に篤姫の原作である宮尾登美子の「天璋院篤姫」を読んでいたく感動し、これはドラマも見てみたいと思った次第。
産休に入ってさっそくNHKオンデマンドを契約し、ミシンをつかいながらとかそういう感じでちょこちょこ見ていた。
そして出産を終え、育児ってけっこー疲れるぅーと思い始めたところで、このままだとなんか鬱っぽくなるな〜と思ったので、授乳中とかに続きを見始めたら、なんか適度に気が晴れて大変良かった。
そして昨日、ついに最終話の50話まで見終えたのである。感動した。
序盤はけっこう宮崎あおいのキャピキャピした演技とか原作とだいぶ違うとこらとかにウームとなったのだが、わりとすぐに慣れてきて、原作とは違うけどすげー面白いものとして楽しんで見ていた。
特に後半なんかは宮崎あおいのキリッとした表情や物言いがとてもかっこ良かった。大奥でいうと滝山役の稲森いずみが大変よかった。幾島役の松坂慶子も良かったんだけど、途中で篤姫と意見が分かれるとことかでちょっとヒステリックに見えてしまってもったいなかったなぁー。
瑛太がフレッシュで良かったですなぁ。今やってる大河のせごどんでは大久保利通役で最初から割と落ち着いてるというか老獪な雰囲気を出していたけど、篤姫では小松帯刀で、まだ右も左も分かってないようなお坊ちゃんのとこから幕末の志士として奔走して病に倒れて死ぬまで、表情やしぐさまで成長していった感じが大変ベネ（良い）でした。
西郷隆盛と大久保利通、小澤征悦と原田泰造で、2人とも良かったですねぇ。小澤征悦は最後の方はもはや石原裕次郎のモノマネしてる人に似ちゃってたけど。原田泰造は飄々とした感じが大久保利通っぽくてベネ！
徳川家定役の堺雅人も良かったなぁ。勝海舟役の北大路欣也も良かったし。
というわけで大変楽しんで見たのでした。大河を追っかけて見たのは初めてだったので骨が折れましたがなかなか良かったです。
篤姫の原作を読んで胸が熱くなったのだが、ドラマはドラマでまたグッと来た。良いものを見させてもらいました。これ10年前のドラマなんだなー。すごい。
今後も授乳とか夜泣きとかそういう、赤子のスタンドとして過ごす時間が増えるだろうから、そういう時間にまた昔の大河とか朝ドラとか見るのもいいなぁと思った。新撰組！の前半をちゃんと見れてないから改めて見ようかな。あとゲゲゲの女房の後半をちゃんと見れてない。
今日は高血圧の検査で、赤子をオカンに預けて1人で産婦人科まで来た。あんまりまだ出掛けられないからこういう外出でも楽しいものです。
いま待合室には私と、たぶん妊娠が判ったばかりの夫婦しかいなくて、さきに診察を終えた夫婦が頭を寄せ合ってエコー写真を見てるのを見て、なんか9ヶ月くらい前は私と旦那もあんな風だったなぁと思って目頭が熱くなった。
そこへ幼い子どもを連れた、2人目妊娠中だろうと思われる人が来た。ムスメも2年後くらいにはあんな風にキャーキャー言いながら走り回るのかなと思うとまた目頭が熱くなるのでした。
