とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

艱難汝を玉にする話

今日は職場に行かねばならず、地元の一時保育が満員だったのでムスメを連れて都心に出た。
あれこれ検討した結果、車で行くことにしていたのだが、この見込みが甘くて結構大変な目に遭った。

職場には10時半には到着せねばならず、事前に駐車場を調べたところ、値段が手頃な駐車場を発見し、そこからは職場まで徒歩15分ほど。
ムスメはいつも11時頃にミルクを飲むので、10時半〜の面談だとミルクが飲めずにお腹を空かせてかわいそうなので、遅くとも10時には着いて先にミルクを飲ませて、その後徒歩で職場に向かう算段。
課のみんなに手土産を買ってないので、途中のサービスエリアなどで休憩がてら買おうかと思っていた。

①出がけにウンチを垂れるムスメ

出先で垂れるよりはマシだけどこれによって5分ほど出発が遅れる。
この時点でカーナビの到着予想時刻は10時ジャスト頃。

②高速に乗るまでがまず渋滞

地元の道がまず混んでいた。でも朝はわりかしいつも混むので仕方ないとあきらめて粛々と高速入り口を目指していた。
高速に乗った時点で到着予想時刻が10時20分頃に変化。早くもピンチ!

③快調に飛ばすも渋滞にハマる

高速に乗ったらめっちゃすいていたので追越車線をピュンと飛ばす。
高速に乗っている距離が全部で36キロなのだが、15キロほどはかなりかっ飛ばして到着予想時刻も10時頃に戻る。
と思った矢先、突然の渋滞でほとんど動かなくなる。カーナビを見るとだいぶ先まで渋滞を示す真っ赤な表示になってて、えーやべーなと思いつつふと見上げると、電光掲示板に「断続渋滞20キロ」の文字。
20キロて!ほぼ全行程やないか。
到着予想時刻が10時だったのが10時15分、10時20分…とどんどん遅れていく。
このまま渋滞にハマってたら絶対に間に合わない。
と、そこへ現れた某ICの出口の表示。出口まであと100メートル!!!あわわー!
その時まだ右側の追越車線にいたわたくし。遠慮しいしいかつ強引に走行車線にねじ込ませてもらい、左側の出口へ。
無事に高速を降りられたのでした。

④土地勘なくチョット道に迷う

高速降りたはいいものの下道で行くか駅前に停めて電車に乗るか一瞬迷うが、電車を選択。
電車に乗りたいが駅がどの辺にあるのかよく分からない。一度路肩に停め、カーナビとスマホの地図で駅の場所を確認。
◯◯駅と西◯◯駅があり、西◯◯駅の方がすぐそばにあることが分かったので、西◯◯駅を選択。
スマホで調べた駐車場に行ってみると空きあり!でもホントに駅まで歩けるのかな〜と思って見回すと、よく見たら目の前に駅があり、ホントに目の前だったので安心して駐車。
車で行くので高をくくって荷物をテキトーに積んできていたので、慌ててパッキングをし直して、爆睡していたムスメを抱えて出発。

⑤乗り換えが2回&電車がけっこう混んでる

↑で西◯◯駅でなく◯◯駅まで行ってれば乗り換え1回で済んだのだが、事ここに至ってはそんなこと言っても仕方ないが2回の乗り換えはけっこうしんどい。
しかもけっこう混んでる区間があり、ムスメに向けてグイッとヒジをねじこんでくるオッサンとかもおり殺意をいだく。転べ!風邪ひけ!花粉症になれ!
車で咄嗟にパッキングした荷物が地味に重く肩に食い込むし、寝てたところを起こされたムスメは微妙に機嫌が悪く、泣きはしないがずっと唸り声をあげておる。時間がないから一度降りるというのもできない。
つらい車中であった。

⑥坂を登る&授乳室が特設

そうこうしながらも会社の最寄駅に到着。最寄駅と言いつつ駅から会社は徒歩10分以上かかる上に途中にひどい坂がある。自分より下にボールを置いたらもう追いつけないくらいの急坂。
それをムスメ(9キロ弱)と大荷物を持ってパンプスで登った。つらみがすごかった。
坂の途中にコンビニがあり、そういえば手土産を買えなかったことを思い出し、大袋の菓子をたくさん買い込む。

やっと会社のそばにたどりつくと、10分ほどの余裕があったのでこの隙に授乳をしようと思い立つ。
事前の調査で、会社の向かいのNPO法人に授乳室があることが分かっていたのでそこを利用しようと入って受付で聞いてみると、受付の偉い人やら警備員やらが何人も出てくる大騒ぎとなる。
なんか授乳室という専用の部屋ではなく、常にその時空いている部屋を適宜貸してくれるというシステムらしく、且つあんまり利用する人がいないのか、空いてる部屋を確認したりそこに案内する人を決めたり大騒ぎをしていた。その大騒ぎに5分ほど要した。でも総じてとても親切にしてくれた。
結局宿泊者が泊まるための部屋を貸してくれてベッドでオムツ替えと授乳を敢行。5分しかなかったからほとんど授乳できなかったけど、汗を乾かすくらいの時間は取れた。

ほんとにギリギリの時間になったので小走りで会社のエレベーターへ。小走り期間に何人か知り合いに会う。こんなこともあろうかとムスメを前向き抱っこにしていたのでみんなカワイイカワイイとほめてくれて嬉しみ。

この後は課のみんなに挨拶したりランチ食べたりして愉快に過ごした。
帰り道は再び虚無の表情になったけど無事に帰ってこれた。
膝から下が棒になっちゃったので、ムスメが昼寝したタイミングで半身浴をしたら元気になったので壁にこれ付けた。

大変な1日でしたが楽しかったです。