レミゼラブルについてもっと知りたすぎて、こんな本を買った。
原作についての解説本みたいな感じ。当時のフランスの社会情勢とかもちょいちょい書かれてておもしろい。
レミゼラブルの原作は一応ひととおり読んだものの、だいぶ読みづらくてあんまり詳細を覚えてないし、読み直してもきっと深読みできないだろうと思ってるので、こういう解説本があると助かるなぁ。
また後日詳しく書きたいけど、この本読んで一番衝撃だったのはこのページ。
なにしろ、ユゴーは女中に手を出すことなど何とも思わない男だったからである。
えっ?ええ???そ、そうなん?てなった。ユゴー、女中に手を出すことなど何とも思わなかったの?
だってアレですよ、別のところで、
十九世紀前半における私生児の率はかなり高く、都市部では20%前後、アラスのような兵営とレース工場のある街では32%にも上っていたが、こうした不幸な運命を背負わされたのは、ほとんどが、主人に孕まされたあげく追い出された女中か、あるいは学生や兵士に誘惑されて捨てられたグリゼット(女工)で、遅かれ早かれ子供を捨てるか自分を捨てるかの二者択一を迫られた。娼婦の前の職業はたいていこのどちらかだったという。
とか書かれてるんですよ。ええ…
ユゴー、これじゃあファンティーヌ製造機になっちゃうじゃあないか…。まあでも女中に手を出すことなど何とも思ってなくて手を出したとして子どもができたとしてそれを追い出すとかじゃなくお金をたくさんあげたかもしれないしね…ユゴーの遺産は何億円とかあったらしいですし…それにしても衝撃でした。
レミゼラブルの内容についてもけっこう思うとこあったので改めて書きたいと思います。
それにしてもユゴー…。