また本読んだ。
積ん読になってた「対岸の彼女」。読みたくて買ったのになかなか読めてなかったけど、読み始めたら面白くて1日で読み終えた。
小説を読むの自体がだいぶ久しぶりだったけど、文体も読みやすく、登場人物の造形も不自然さがなくてスッと入ってきた。構成も過去と現在を行き来しながら結末へ向かうのがとても考えられていて読みごたえがあった。
葵と小夜子、結婚してるとか子どもがいるという条件で言えば小夜子の方が近いけど、性格とかでいうと葵の方が近いかなぁとか、小夜子の旦那とか義母とかめちゃムカつくなーと思いつつもやっぱり小夜子はもっと対話しなきゃダメだったのかもね、とか思ったりとか、なんかいろいろ考えながら読んだ。
「私たちは何のために歳を重ねるんだろう」というフレーズが何度も出てきて、なんかそのたびに考えさせられた。本の中の結論である「また出会うため」というのもすごくわかるし、他にもいろいろあるような気がする。
面白かったです。