とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

読書する話

ショッピングモールで買い出しのついでに本屋をのぞいたり地元の図書館を攻めたりして本を調達。授乳中やニコの寝てる間に読書。

 

梅桃の実るとき

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いまBSで再放送してる朝ドラ「あぐり」の主人公のモデルとなった吉行あぐりのエッセイ。地元の図書館にあった。文体が軽妙で読みやすく、ドラマよりもドライで皮肉が効いてる印象。面白かった。

 

カカ・ムラド 〜ナカムラのおじさん〜

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アフガニスタンで銃撃に遭って亡くなった中村哲医師について、地元の子供たちに伝えるために地元の人が書いた絵本をさだまさしが日本語に訳した本。新聞記者による解説付き。本屋で横に中村哲医師本人が書いた本もあって迷ったのだが、そちらはかなり詳細で難しそうだったのでまずはこっちにしてみた。ひらたくいうと感動して泣けた。中村哲医師の座右の銘「一隅を照らす」というのがあり、自分の周囲の狭い範囲のことをみんなが精一杯やれば世界は変えられる、みたいなことなのだがすごく良い言葉だなと思った。真田丸「怠るな」と合わせて心に刻みたい。

 

あぐりの方は息抜きになったし、中村哲医師のほうは心が奮い立たされた。

わたしの一隅は今はやはり育児・家事、そして復帰したら職場ということになる。自分の強みを活かしてそれらの一隅を照らすために何が必要か考え始めた。

先日NHKの朝イチに出ていた、作家で医師の南杏子さんという人が朝イチで語っていた半生がすごくて、元々は大学で服飾を学んで出版社に勤めて、結婚して妊娠して産育休の間に医学部に入るための勉強を始めて、夫や義実家の協力もあり医師になったという。スゲ〜なと思ったし娘がその姿を見て医師になったらし。すげ。さらに医師の経験を活かして小説を書いていてそれが映画化するっていうんだからすごさがすごい。

そこまでは無理でも私も自分の一隅を照らせるように何ができるか考えよう。