前から観たかった実写版アラジン、ついに金曜ロードショーに掛かったので観ることができた。アラジンはアニメ映画も好きだし、劇団四季のミュージカルも素敵だったので実写版もぜひ観たいと思っていた。
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まず特筆すべきは結末が変わってることやね!アニメ版やミュージカルではジャスミンがアラジンと結婚しアラジンが新国王になっていたが、実写版ではジャスミンが新国王になり、「王女は王子と結婚する」という従来の法律を自ら破棄してアラジンを結婚相手に選ぶ、というなんともさわやかな結末になっていた。ジェンダーフリーでとても良いと思ったし、そもそもアラジンが新国王になるのはやっぱりおかしいよねぇ。ジャスミンはずっと国王のもとで新国王になりたいと願い勉強を続けてきたわけで、アラジンは誠実だし地頭は良いけど教養はないわけだし。ジャスミンが国王になりアラジンがそれを支えるというのはかなり理にかなってると思った。今の時流に合っているね…。ジャスミンの歌も追加されていたし、主人公はあくまでジャスミンっていう感じがして良かった。
あと、ジーニーを自由にしたらジーニーが人間になったのも驚いた。魔力を失って自由になったんやね。そしてジャスミンの侍女のダリアと結婚して、冒頭のシーンに戻るとは…粋な演出!!アニメ版だと冒頭は謎のうさんくさい商人だもんね。ミュージカル版は普通にジーニーだった。てかダリアがジーニーに即一目惚れするのウケた。ダリアとジャスミンの仲良しぶりも良かったね。アニメ版は侍女はおらんくて、ミュージカル版はいたような気がする…虎の代わりにおった気がする。
あと、衛兵のリーダーがちゃんと名前をもらって良い役割してたのもよかった。
あとはジャファーが童顔だったとか、ジャスミンのパパが普通に渋いおっさんだったとか、アブーがリアルに猿すぎるとか、いろいろおもろかった。そして歌もダンスも衣装も良かった!1回目は吹き替えで観たけど、アニメ版と訳詞が違うのとかもあんまり気にならなかった。中村倫也は演技も歌もうまいねぇ。
願わくば映画館で観たかったね!仕方ないけど。