とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

2日間で読んだ本の話

2日間で読みやすい本を4冊サクッと読んだので感想。

 

マイ・ブロークン・マリコ/平庫ワカ

f:id:takki_bear:20221002145703j:image

映画のCMを見て興味を持って原作漫画を読んでみた。デビュー作らしく勢いがあるけど絵もうまくてすごいな〜と思った。ストーリーというほどのストーリーは無いのだが、この世の不条理に対するやるせなさみたいなものは強く伝わってきた。「わたしシイちゃんから生まれたかった シイちゃんの子どもになりたかったよ」というセリフでグッときて泣いちゃった。親ガチャとかいう言葉あるけど、ガチャだとしても人生丸ごとダメにされるはずれくじはダメだろ…。そして我が子にとって自分は当たりなのかはずれなのか…とか思っちゃった。当たりじゃなくても自分で人生を切り開けるようにはしてあげたい。

 

クリエイティブの授業/オースティン・クレオ
f:id:takki_bear:20221002145707j:image

アメリカのアーティストがアーティストのために書いた本なんだけど、全然アーティストじゃない私にも刺さったところ多し。ちなみに旦那の本棚にあった本。

 

・君が心から敬愛する人について徹底的に調べる。その人が敬愛する人についても調べる。その系図の末尾に自分の名前を加える

・故人や遠くにいる人を師にするメリットは、作品の中から好きなだけ学びとれること

・自分のヒーローのコピーから始めよう

・スタイルを盗むのではなく、考え方を盗もう

・1人から盗むと「第二の◯◯」になるが、100人から盗めばオリジナルになる

・どんなに完璧にコピーしようとしてもそれは無理で、そこに個性が生まれる。君にしか加えられない何かを加え、自分だけのものに変えてこそ、ヒーローに報いることになる

・盗みたいものが見つかったらネタ帳に書いておこう。アイデアの限界を感じたら、ネタ帳を開こう

→会社で尊敬してる人って何人かいるけど、徹底的にコピーしてみるというのはやってみようかなと思った。その人たちが過去にどんな仕事してきたかとか聞いてみたりとか…。

・本当にうまくいくのは遊びでやってると思っていた「副業」のほうだ

・情熱を傾けられることが2つ3つあるなら、切り捨てちゃいけない

・趣味は自分のためだけのクリエイティブ。趣味から得るものはあっても失うものはない。楽しいからやる、それだけだ

ゲーテが「人間は、自分の愛するものによって形作られている」と言うように、人生で何を受け入れるかによって君は作られる

→好きなことと仕事って全然離れてるような気がするけど、考えてみるとそんなこともない気がしてきた。現場の人と話したり一緒に何か作ったりするの好きだから現場に行って話を聞いてみよう、とかはアリかも。

・アナログで考え、デジタルでカタチにする

・必要なのは、ほんの少しの孤独と一時的な束縛。言い換えるとほんの少しの空間と時間だ

→方法論もちょっと載ってて参考になる。考える時間の確保ってほんと大事だと思う。職場でも家庭でも、無理に時間を確保するというより、対話でそういう時間を確保できるようにしたいし、そうなったときにハテ何を考えよう?とかならないように、種を育てておかないとね。

アナログとデジタルの話は、規模は小さいけどパワポとかで資料作る時、手書きでバーーっとネーム的なものを作ってからPCに向かうとめっちゃ効率よく資料作れるなー、とかは思ってた。

・アーティストはみんな「名案がどこから湧いてくるのかなんてわからない。ただ日々の仕事に向き合ってるだけ」

・できるまでは、できるフリをしろ

・自分のしている仕事ではなく、自分のしたい仕事を始めよう

・好きなストーリー、読みたいストーリーを書こう。仕事や人生も同じ

・自分の見たいもの、聞きたいもの、読みたいものを作る。それが自分のしたい仕事だ

・周りに評価を求めちゃいけない。そんなことに構っているヒマがないくらいに、仕事をするしかない

・自分に制約を課すことでクリエイティブが生まれる。今ある時間、スペース、材料だけで今すぐ何かを作ってみよう

→あれこれ言い訳してないで今すぐやり始めろ、というのはすごく背中押された感ある。できない理由とか障害とかにイライラしてるヒマがあったら始めた方がいいんよな。わかる。自分の見たいものを作る、というのもすごくわかる。明日から始めよう!

 

こうやって、考える。・やわらかく、考える/外山滋比古
f:id:takki_bear:20221002145700j:image

先日コーチャンフォーで買ってきた本。過去の本たちからの寄せ集めだったのであんまり深くは刺さらなかったけど、考えるヒントがある気がする。

 

・自分だけのことわざを作る

・メモに小見出しをつける

→先日哲学についての研修と新聞記者による研修受けたけど、両方で同じようなこと言ってたなーと思った。

・心の出家をする・毎日に小刻みな出家的心境をもつ

・旅人の視点をもつ

→第三者マインドセットというやつか。毎日出家的心境を持つってどういう感じなのか気になる。

・何足ものわらじを履く→どうしてもそれぞれが休み休みになるので、それがちょうどよく忘却を進め、仕事を前に進められる

→一度にひとつのことに集中、っていう論調はよくみるけど、あえてバラけさせるというのが新鮮だった。

・タイムハングリーに自分を追い込む

→キリンが通常の勤務者に時短勤務者と同じタイムスケジュールで働かせてみたらものすごく効率が上がった、みたいな取り組みを見たことあるけど、こういうことかもと思った。

・ヒマな時間・空白の時間をもつ

→コレが一番難しい。

・本はきっかけ。走り出させてくれれば立派に役割を果たしたことになる

→わかる。本は読むだけでなく行動しようと常に思ってる。