ラッセルクロウ主演・監督と聞いてとりあえず観た。
全く期待してなかったけどなかなか面白かった!
【これより先は(ネタバレを含むので未見の人は)読んではいけない】
息子3人が同じ日に同じ場所で戦死したパパの話。ママは息子3人が死んだことを受け入れられずに心身に不調をきたして自殺してしまう。独りぽっちになってしまったパパが息子達の骨を探しに行く話。
オーストラリアとトルコとギリシャの戦争(第一次世界大戦)が描かれてる。トルコの偉い人役のおじさんがいい味出してる。
まあ全体として突っ込みどころは結構あるかも。息子の骨のありかを「父の勘」で見つけるところとか、宿屋の女主人とイイ感じになっちゃうところとか。
けどそういうの置いといて、親子の愛情が丁寧に描かれてて良いと思った。テンポがいいし、引きの絵は壮大でよかった。あと女主人ともイイ感じにはなるものの、手も握らないしチューもしないのがよかった。
あとやっぱりラッセルクロウが良かった。キリッとしつつもお腹がぽよんとしてて「普通のおっさん」感があって良さみだった。からの、宿屋の女主人とその妹(?)の会話で「彼なかなかハンサムじゃない?」なんて言わせるところ、ラッセルそういうとこだぞ。って思った。まあハンサムなんだけど。
レミゼラブルの副音声で、けっこうラッセルが演出とかの良いアイデアを出してた話を聞いたので、監督に向いてそうだなと思ったので観てみたんだけどまあまあ良かったので、これからも監督してみたらいいと思う。