とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

I am foundの話

イチコがアナ雪2が大好きで、ご飯作ってる間などになんか見て待ってて〜と言うと金ローで録ったアナ雪2をまあまあの確率で観てる。最近はティアナやズートピアのパターンも出てきたけど。

 

※ここからアナ雪2のネタバレあるかもなので未見でネタバレいやな人は気をつけて!!

 

 

 

でアナ雪2の中で「show yourself」という歌があり、歌そのものも名曲だが、シーン的に感動の場面なので何度聴いても感動してしまう。

 

そのシーン、日本語だとお母さんが「おいで 良い子よ〜」って昔エルサが小さい時に子守唄を歌ってくれた姿そのもので現れ、それを見たエルサがこれまで導いてくれてきた声の主が自分の亡き母だったと気づき、同時に自分の不思議な魔法の力が、母の為した善行に対し精霊たちが与えてくれたものだというアナの説が裏付けられたことを知る。そして描写自体は無いけど、自分が人間と精霊の間をつなぐための「第5の精霊」だったと気づく。そして泣きながら「見つけた!!」と叫ぶ。という感動的なシーン。

f:id:takki_bear:20240122184248j:image

少し前にアナ雪2のサントラを入手してクルマでエンドレスに聴いてるのだが、英語版も日本語版も入ってるCDなので英語でこの曲を聴いていたら、このシーンでエルサが「I am found!」と言っていることが分かった。なんか文法的にしっくりこないというか、I foundとか I am findingとかなのかな??とか思って歌詞確認したけどやっぱりI am foundだった。

先日旦那とその話になり、文法的におかしくない?ていう話になり調べてみたところ、これ受動態で、客体が神らしい。「私は神に見つけられた」=「神への道がわかった」=「自分のやるべきことを見つけた」ということらしい!!だから日本語訳が「見つけた!」なのかも。深い!深いなぁ。

レミゼラブル沼の時も感じだけど、やっぱキリスト教圏の作品って神への信仰がベースにあるんだねぇ…なんか深くてビックリしちゃった。

エルサのあの表情や涙には、単に亡き母への愛情だけじゃなくて自分の人生を賭けるべき使命が分かったという喜びがあったんだね…素敵だよ。

 

なんかでも、アナもイドゥナ王妃の娘だけど声も聞こえなかったし今回会うこともできなかったんだと思うと少し切ない。まあ本来亡くなってるわけだから声を届けること自体が奇跡というかエルサの魔法により受信できたってことだと思うんだけどねぇ。

あと思うのは、冒頭のシーンで王様が語る時に、王様は自分の命を救ってくれた人がイドゥナ王妃その人だって知らない様子だったしイドゥナ王妃も話をそらしたりしてちょっと隠してる風だったけど、どこで王様は知ったんだろうね。水の記憶の中で「本当のことを話したい」と言うイドゥナ王妃と「聞かせてくれ」と言う王様がいたけどあのへんだよね。エルサもアナも生まれた後のタイミングってことなんかな。てか自分の恩人ってことも知らずに、なんか異教徒みたいな扱いの民族の娘を王妃に迎えるかね??どういう経緯で結婚したの??

あと、アナ雪の1だと朴訥ながらなかなか男らしくて好感度の高かったクリストフがアナ雪2だと恋ボケした情けない男よ、って思ってたしあのクリストフソロの歌もキモいと思っていたのだが、サントラ聴いてるうちに意見変わってきた。クリストフ、アナが王女だってところに関しては全く悩んでないんだよね。なんで悩まないんだよとも思うが。身分の差とかは全然気にしてなくて、ただ人間対人間として、アナは自分のことをどう思っているのか、それだけに悩んでるってところが3周くらい回って感動してきた。クリストフはもしアナが王族じゃなくなって無一文になったとしても全く変わらずアナを愛すんだろうな、って思えるところが逆にすげーなって思った。

 

アナ雪もアナ雪2も考え始めるといろいろ思うところあるのだがそれ言い始めると旦那がTwitterのめんどくさい人って感じ」とか言ってきてムカつく!