とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

カリスマ社長っぽい本を読む話

会社の図書館みたいなところで借りた本を読了。

 

楽しくなければ仕事じゃない/干場弓子

楽しくなければ仕事じゃない―「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書

 

ディスカヴァー21を起業した人の本。なんか全体としてノリがあんま好きじゃないというか鼻につく部分もあるのだが、なんか急にグッとくるところとかもあって看過できなかったのでとりあえず記録。ビジネス本じゃなくエッセイと思って読んだら良かったのかもね。

 

・求められていることより一歩踏み込む

→これ大事よのー。でも忙しかったり気持ちが乗らなかったりすると引き合いにそのままを返しちゃったりするよね

 

・どんなに小さな仕事でも「この仕事が社会に価値をもたらす大きな仕事につながっているとしたら?」と考えなくちゃいけない

→これもめっちゃ分かる!3人の石工の話よの〜。ただレンガを積む仕事だとしても「食うために積んでる」と思うのか「自分はレンガを積むことで教会を作って、地域の人々の心の拠り所を作っている」と思うのかで全然違うよねってやつ。仕事の成果も変わりそうだし、自己肯定感も爆上がりしそう。

 

・「やる理由」を考えているときは要注意。理由が必要なのは「やるとき」ではなく「やらないとき」。やるときは理由ではなく「方法」を考える。そして「意義」や「目的」を考える(理由を自分の中に探すのではなく外の世界に求める)

→これはなんかドキッとした。理由を考えることで自分の背中を押そうとしてたんだな。やるべきことは夢中でやってるはず、ってところがこの人らしーなと思ったけど、理由ではなく方法を考えるってのはいいね!理由を外に探すというのも良いなって思った。

 

・少しの想像力の積み重ねでいろいろ差がついていく。人は皆「自意識」を通じて世界を見ている。相手が見ている世界が自分と同じとは限らない。

→これもいいよね。たとえば子どもが生まれて初めて世間の「子持ちの親」の気持ちが分かったりするが、少しの想像力があれば、同じ立場にならなくても想像できるんよな。余裕がないとしんどいけど。

 

・子どもは天からの授かりものではなく、社会からの預かりもの。自分も同じ。たまたま割り当てられた預かり物の才能を育て、磨く義務が私たちにはある。自分だけのためではなく誰かのため・社会のために。

→ココがこの本で一番グッと来た。すごく良い考え方だなって思った。それぞれの良いところを伸ばすべき、とは思っていたけど、それは自分が預かりものだから、という発想なかった。ドラッカーも「貢献に焦点を当てる」って言ってたけど、同じことだなって思った。すごい響いた。

 

こんな感じかな〜。ブログ書くために読み返しても、なんか段落の付け方ってか見出しのランダムさ?とか自分ツッコミとかがじゃっかんイラッとする…編集者が作る本がコレでええのか??でも言ってることの一部は本当にグッと来たな〜。特に最後のところは胸が震えるような気持ちになったな。よいね〜。