すげー本を読んだ…。
三つ編み/レティシア・コロンバニ
Kぬに勧められて、とりあえずメルカリで買って読んでみたのだがほんとにすごかった。胸が熱くなる。インド・イタリア・カナダという物語の背景が全然分からないながらも、ストーリーに無理がなくてリアリティがある。
中村哲医師の「一隅を照らす」という言葉をまた思い出したのだが、やはり世界を変えるというのは誰か1人が革命的に何かを変えるのではなくて、一人一人が自分の世界でできることを少しずつやっていくことなんだなーと思った。
一番グッときたのはインド編のスミタ。自分は字も読めないし過酷な仕事を強いられていて、今からそれを覆すのは無理かもしれないが自分の娘には自分と同じ道を辿ってほしくない、という強い思いで出奔する。娘2人いるのですげー分かる気がした。
イタリア編のジュリアもカナダ編のサラも、それぞれすごく感情移入できる人で、状況全然違うのにすごく自分事に感じた。
本当やばい本だった。大事にしたい。