図書館で借りた本を読破。
女の子はどう生きるか/上野千鶴子
上野千鶴子氏の東大入学式の祝辞を文字起こしされた文章を読んでグッと来て以来、ジェンダー学に興味がある。この本は岩波ジュニア新書という学生向けの新書なので読みやすく、思うところたくさんあった。以下2点が特にグッと来た。
女の子の育て方はかんたん。その子が最初から持っている自分からはばたこうとする力を、妨げないことです。
ホントそれなー。と思った。アレコレ余計なことをする前に、本人の持つ力を信じることなんだろなって思う。そしてこれは男女関係なく育児全体に言えること。
フェミニズムは弱者が強者になりたい思想じゃない、弱者が弱者のまま尊重されることを求める思想
先述の東大入学式の祝辞にグッと来たのもこういうところ。女がどうこうというより、社会的弱者に寄り添う姿勢なんだなーと思った。
自分はこれまで、女だから損したと思うことはほとんどなかったけど、でももしもっとアタマが良くて医大を目指してたとして、入試で点を引かれて何年も浪人したとしたら社会を恨むと思う。それが自分の娘だったら学長を殺しに行くね。こんなことがまかり通っていいのかと思う。
娘を2人持つ身として、娘たちが自由に楽しく健やかに生きていけるようにしたいしそういう社会を作るために何かしたいと思う。とりあえず今は「一隅を照らす」の考え方で、家庭の中を居心地の良い空間にしたいと思う。ささやかやな〜。
この本よかったな。買おうかな。