とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

映画「グラディエーター」の話

ラッセルクロウといえばグラディエーターでしょ〜と思いつつ、アマプラで有料だったので二の足を踏んでいたのだが、やっとおみこしをあげて視聴した。

グラディエーター (字幕版)



 

【これより先は(ネタバレを含むので未見の人は)読んではいけない】

 

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ラッセルクロウはこの映画でアカデミー賞を獲ったらしいけど、演技という点でいえば助演のホアキンフェニックスの方がツボだったというか、いい意味で気持ち悪いというか。ラッセルクロウの役である主役のマキシマスはとにかく強くて男らしくてカッコいいので、正直イケメンであれば誰がやっても同じだったんじゃないかと思ってしまった。まあラッセルクロウはハマり役だったんだろうね。

 

ストーリーも、エー!っていう展開は無くておおよそ想像通り進んだ。

でも映像が綺麗でそこはとてもよかった。

マキシマスの妻子が惨殺されていたシーンはほんとかわいそうで、ラッセルクロウの演技がよいなと思ったのはこの部分だった。つらすぎて笑っちゃってるみたいな顔がよかったね。

 

あとツボったのが、ホアキン演じる皇帝が民意に逆らえずマキシマムを生かすと決めるシーンがあるんだけど、すごい複雑な表情をしながら突然イイネ!をしたシーン。

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ちょっとふいた。生かすならイイネする、とかそういう取り決めも特に描写されてなかった気がするから、突然イイネされてしまって驚いた。

ホアキン、全体として情緒不安定で繊細でシスコンの暴君って感じがとても良かった。最初は眉毛と目が近すぎる…と思っていたのだが、だんだん見慣れてむしろカッコいいと思うようになった。

この人ジョーカーの人らしいね!!ジョーカー見てなくてピエロの下の顔は知らんかったから今回初めて知った。

調べたら、受賞はしなかったけどグラディエーターアカデミー賞にノミネートはされたらしい。そりゃそうだーー。ラッセルクロウが受賞しなければホアキンが受賞してたかもね。まあ仕方なし。

 

ホアキンの姉役の女優がすごい綺麗だった。

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古風なドレスやアクセサリーがよく似合っておった。コニーニールセンという人らしい。

 

ラッセルクロウ、やっぱイケメンだったわー。

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あと体型も、じゃっかんムチムチしてるものの筋肉質でカッコよかったね。

でも演技でいうとビューティフルマインドの方が繊細で良かった気がする!

 

でも今回わかったけどやっぱり別にラッセルクロウが好きなわけじゃなくてラッセルクロウが演じたレミゼラブルのジャベール」が好きみたい。

そうなると私は今後どこに向かえばいいのか…難しい選択を迫られます。

今日も何かのレビューで「レミゼラブルはラッセルクロウ以外は歌がうまかった!」みたいなのを見てじゃっかん萎えるなどした。いや分かる。分かるよ?正直もうちょっとうまかったらというか、クラシックの歌い方をしてくれてれば、と思うけど、でもそれを補って余りある萌えがあるんですよねぇ。

 

そういえば昨日、これもラッセルクロウの「ナイスガイズ!」という映画を観始めたものの、退屈しちゃって途中でやめてしまった。

ちょっと「探偵はBARにいる」に近い雰囲気で、わたし探偵はBARにいるも最後まで観れなかった気がするから、こういうハードボイルド探偵ものみたいのがあんまり好きくないのかも…。

 

まあでも今回ラッセルクロウのおかげで映画を立て続けに観て思ったけど、映画ってこんなに面白かったっけねー!

最近全然映画観てなかったことに気付かされた。

同時に、映画観てると他のことなんもできんな、ということにも気付かされる。目も耳も心も映画に奪われるものねぇ。読書や絵なら耳が空いてるし、音楽なら目が空いてるけど、映画ってほんとそれだけを楽しまないといけないなって思う。

それが苦痛にも感じるし、それが贅沢な時間とも感じる。面白いね。