とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

スケボーの話

昨日、前夜の柔道・阿部兄妹の金メダルを見逃して、もうこのオリンピックは何も観られないのでは…と絶望しておった。

しかし昨日は風邪で休んでいたイチコもようやく保育園復帰を果たし、午前中に久しぶりに家じゅう掃除機をかけのんびり筋トレし整体に行き、昼ごはんにバター醤油ご飯と小松菜のおひたしときゅうりにナッツ味噌とマヨネーズを混ぜたものをつけたやつをたらふく食べたら、なんだか心身ともに非常に整ったので、いま何かオリンピックやっとんかな?と調べたらスケボーのストリート女子がやっとるとのことだったので観ることとした。

スケボー、近所の大きめな公園でやんちゃキッズたちが一生懸命練習しており微笑ましい一方、たまにずっこけた時とかにスケボーが飛んできてヒヤッとしたりするスポーツ というくらいの印象。立川にスケボーの専用練習場があり、うちのそばの公園のキッズたちにもそういうの作ったれよ!と思うなどしている。

で、昨日の男子ストリートで堀米選手が金メダルをとり、解説の人がフランクすぎておもろいというのをTwitterで見てたので、女子も観てみるか〜と思った。

 

で観たら案外ガッツリ観た。

決勝8人で、最年長が34歳でほぼ同年代なことにものすごく驚いて肩入れするなどした。だって周りは13歳とか16歳とかハタチとかよ。その中に34歳って本当にすごいと思うわ。アメリカのスケボー競技のパイオニアみたいな人らしい。こういう人がいてこそ今の10代が輝いているのよねぇ〜と思ってグッときた。

あとフィリピン代表の女の子が、貧しくてスケートボードを買うことができなかったりしながらも、家族を養うために根性でプロボーダーになったという苦労人らしいのだが、キャップをエロかぶりしててユニフォームも決まっててかっこよく、演技に失敗しても観客(というか関係者の方々)にウェイウェイしてたりブラジル代表の子とイェーイ!ってハイタッチしたりしてて、なんか自由でいいなー、と思った。

滑走も、なんか他の競技みたいにかっちりしてなくて、なんかゆるっとどんどん滑ってて面白かった。

ブラジル、フィリピン、アメリカのユニフォームかっこよかったな。中国と日本のユニフォームがちょっともっさりしてたかなー。同じ日本でも西矢と中山のユニフォームと西村のユニフォームが全然違かったのはなんだったんだろ?西村のはシャツみたいな感じでかっこよかった。西村が上下とも白で、解説の人が「白いっすね〜」とか言っててゆるくてよかった。

 

スケボー競技って初めて観たけど興味深かった。ランという長めの演技を2本と、ビッグトリックという一発勝負の演技を5本やるのだが、ビッグトリックの方が合計得点が高いはずなのだがみんなほとんど失敗しちゃって、失敗すると減点ではなく0点になってしまうんよな。だから結局成功した数が勝負になってしまうみたい。だったら冒険せずに簡単なトリックを成功させた方が着実に勝てる気がするけど、そこは選手のプライドが許さんという感じだった。でも競技として成熟していったら、きっとプライドを捨てて着実に点を稼ぐ人もきっと出てくると思うな。ルールはアレでいいんか?とちょっと思った。

メダルには届かなかったけど34歳のアメリカの選手が4位になってた。すごかったなぁ。34ってなー。スケボー好きなんだろうな。

 

NHKのスタジオで、ぜんぜんちがう競技の解説者が何人か集まって、素人として一緒に観戦するというスタイルで番組やってたんだが、柔道の解説の人が「なんだか自由で、羨ましいような気もしますね」と冗談混じりで言って、アナウンサーがそこをちゃかすと少し表情を硬くして、「羨ましいような気もするが、柔道の礼に始まり礼に終わる、そういうところは良いと思います!」と少しムキになってて、アナウンサーが慌てて取りなす、みたいな一場面があって面白かった。それぞれの良さがあるよね。

あと、実況の人が興奮して「13歳!真夏の大冒険!!」て言っててわろた。なんじゃそれ。何言ってんの。

 

とりあえずひとつの競技は観れたので、オリンピック参加したって感じの気持ちになりました。そしてナッツ味噌美味い。

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