「飾りのついたゴムは使用禁止」というルールが保育園にある。理由は誤飲による事故防止や紛失によるトラブル防止のため。
にも関わらず今朝、イチコがリボンのついた髪ゴムで「あたまちょっぴんしてぇ〜」と言ってきた。ちょっぴんというのは髪の毛しばるというような意味。
言い出したら聞かないので、最悪保育園で外してもらおうかな…と思いつつ前髪を結んでやる。そして保育園の駐車場にて、ダメ元で説得を試みてみた。
私「飾りゴムは保育園にはつけて行ったらダメなんだよ〜」
イチコ「イヤ!つける(断固)」
私「(既に半ば諦めつつ)そーだよね〜。なんでつけていきたいの?」
イチコ「カワイイから!」
私「かわいいよね〜。でも保育園にはつけていけないんだよね〜」
イチコ「なんでカワイイなのにつけていったらダメなの?カワイイなのに」
私「赤ちゃんが間違ってゴックンしたらオェェ〜(迫真)ってなってかわいそうだからじゃない?」
イチコ「◯◯組さん(0歳児)とか△△組さん(1歳児)とか?」
私「そうそう〜イチコちゃんはもうゴックンしたりしないけど、赤ちゃんはまだ分別が無いからさ〜」
イチコ「…でもつける!カワイイだから!」
私「そーか〜(保育園の先生ゴメンナサイ)」
ここで一度は完全に諦めたのだが、このあと数秒空いてイチコが発した言葉がこちら。
イチコ「やっぱりとる〜先生にちがうゴムでちょっぴんしてもらう〜(と言いつつ飾りゴムを自ら外して私に渡す)」
内心えー!!となってガーンとなったのであった。伝わったー!2歳児に説得がー!!という感動があった。たぶんだけど「説得に応じる」というのはイチコ史上初なのではないか?
保育園の赤ちゃんたちが飾りゴムを誤飲してはいけないな、と自分で納得してくれたのだろーか。カシコイ〜〜
なんでも先生に聞くところ、イチコは保育園で下の子たちにすごく優しいとのこと。他の子達のなかには可愛がり方が分からない子も多いなか、わりと的確にお世話をしたり可愛がったりしているらしい。そーいうのと今回のがなんか関係あるのかな〜。
とりあえず内心感動しつつイチコの決断を褒め称え、休みの日に家族で出かけるときにはつけられるからね〜今度動物園に行くときにつけよーか。と言ったところ、イチコがクールに「でもニコちゃんがゴックンしたらいけないからつけない」みたいなことを言ってきて二重に感動するなどした。そうね〜でもそれはママとパパが気を付けておくから大丈夫だよ〜〜とは言ったものの、マジで理解しとるな、というのが分かった。ん〜素晴らしい。
夕方迎えに行ったらイチコの好きなムラサキ色のゴムでちょっぴんしてもらってた。
やっぱもうすぐ3歳ともなるといろんなことが分かってくるものなんやな〜。育児おもろいな。