とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

自由が丘の人の話

最近知ったんだが東京の自由が丘は自由「が」丘で、「自由ヶ丘」だと愛知の地名になるっぽい。知らんかった。

 

昨日は実家からオカン来てるのもあり、テレワーク後の夕方に自由が丘にある行きつけの美容院に行ってきた。カットのみ。

元々は会社から行こうと思ってたのだが出社する用事が無くなったのでテレワークに切り替えて、そうすると予約の時間より30分くらい早く行けそーだったので、30分前倒ししてよいか美容師のO井さんにLINEで聞いたところ、「来てもらっても大丈夫なのですがちょっと予約詰まってて、30分くらいお待ちいただく可能性あります!」とのこと。それ確実に早く行かないほうがいいやつ。↑のLINEを旦那に見せたところ「O井さん安定のテキトーさだな〜」と言っていた。私もそう思った。

 

そしてテレワーク終えていそいそ着替えて自由が丘に向け出発。ハーフパンツ&ロングブーツにしてみよかな?と思って着てたらトイレに降りてきた旦那がギョッとして「それ絶対やめたほうがいい!!!」とか言うので不安になったので結局ロングスカート&ロングブーツにした。おばさんのハーフパンツそんなにやばいかな?ロングブーツ合わせれば全然いける気がしてた。

 

自由が丘に着いて美容院へ。いつもの髪型で全然満足なんだけど少し飽きた。みたいなこと言うとO井さんが「そーですね!いつものが200%なんで!強いて言うならここんとこをこーするとかですかね〜」といういつもの強気発言。強いて言うならのやつでやってもらった。

 

切ってる最中にいろいろ話すのだが、個人的にグッと来たのが「O井さんの奥さんが格闘家にマジ恋してる話」

 

O井さんの奥さんは最近までBTSにハマってたようだがここんとこ某格闘家に熱を上げて、お子さんと一緒に試合を観に行ったりしているらしい。

でその格闘家が「メガネ屋で1日店長」という謎のイベントをやるらしく。コロナ禍のためか完全予約制というか抽選で当たった人しか行けないとのこと。

その応募フォームを前に、奥さんはちょっぴり頬を紅潮させて「恥ずかしくって応募ボタンが押せない!」と言ったらしい。

それを目の当たりにしたO井さんの胸はザワザワしてしまったらしい。O井さんの言葉を再現するとこうである。

「全然嫉妬とかじゃないんです!本当です!でもなんかこのへん(胸から腹)がモヤモヤモヤモヤして…なんかじゃっかん不機嫌になっちゃって、なんか『行ってほしくないんだけど』みたいな気持ちになっちゃって」

ってそれあんた嫉妬以外のなになの??と思ったけど嫉妬ではないらしい。

O井さんに、普段から奥さんのこと好きだっていう認識があるのか?と尋ねたところ、こうである。

「イヤ好きですよそりゃ。好きだけど好き好きとかは言わないですよ。『嫌いじゃない』みたいな感じですよ!『そこにいるなー』みたいな。奥さんからはこき使われてるし」

みたいな。普段からこき使われてるし普段は「嫌いじゃない」くらいの温度なのに、いざ格闘家にマジ恋してるところを見てしまうと胸がモヤモヤするの、めっちゃ人間の深いところな気がしてグッと来たのだった。夫婦って面白いな〜と思うなどしたのだった。

しかも奥さんは結局「恥ずかしい」という理由で応募ボタン押せなかったらしい。そんなことある?!応募ボタン押せなかったけど、当日そのメガネ屋の近くまでは行くらしい。そんなことある?!?!マジ恋するとそうなるのかな人間って。

 

でそのあと「普段いかに奥さんからこき使われてるか」という話に話題が移り、仕事後に疲れて11時頃帰宅すると、奥さんがO井さんにマッサージされるの待ちで起きてるらしい。O井さんはヘトヘトになりながら20分ほどマッサージしてあげるとのこと。

めっちゃ愛情じゃないすか!!と言ったところ「いやマジでしんどいです。その20分間から逃れるために勝手にマッサージ機を購入しました。ちょうど今日届いたんで持って帰って『今日からオレの手の代わりにコレ使って』って言うんです」とか言っていそいそと小型のマッサージャーを取り出してきて、試してみます?とか言って肩マッサージしてくれた。奥さんのなのに客に使ってええんか?まあ知らんけど…。

マッサージャーはマジですごかった。なんか肩やってるのに腰までズーーーンと響く感じ。アレいいな。

 

そんなこんなでカットも終わり、ちょっとだけいつもと違くしてくれてありがたや。仕上げにオイル付けてくれるのだが、家にあるオイルがもうすぐ無くなるから買い足したいと言ったら、いつものやつか新しいメーカーのやつかどっちがいいか選ばせてくれた。「いつものは130gで◯円、こっちのは90gで◯円、んー計算むずかしいですね!でもあんま変わらないと思いますよ!匂いで選んだらいいんじゃないですか?」と安定の適当ぶり。まあ結局新しいやつの方が匂い好きだったので新しいのにした。

オイル付けてくれる時にフタを何度も落とすO井さん。「これフタなくしやすいんで気をつけてください!ウチのはすでに無くなりました!」とか言っててちょっとウケる。そしてオイルの出し方について「ひっくり返しただけでは出ません!」と言いながらひっくり返したら普通にオイル出とる。「ココつまんだら出ます!」ってスポイトみたいなところをつまむとなぜか止まるオイル。大丈夫なのか。

 

帰りにどっかでサクッとご飯食べて帰りたかったのでオススメのサク飯を聞いたところ、カレーならここ、ラーメンならここ、タイ料理ならここ、と無限にグルメ情報が出てくるO井さん。食べログかと思った。

 

今日のO井さん絶好調だったな〜と思いながら、O井さんのオススメのラーメン屋でパイタンラーメン食べた。

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めっちゃ美味しかった。

 

O井さんのジェラシーについて考えながら家に帰ったのでした。