旦那の会社の若い子が無類の読書好きらしく、旦那がオススメの本を聞いたら快く教えてくれた、みたいな話を聞いて「いいなー」と言った、というのをすっかり忘れていたのだが、若い子の方がそれを覚えていてくれたらしく、わざわざオススメの本を教えてくれた。
めちゃくちゃ良い子だなーー。
恩田陸と伊坂幸太郎は読んだことあるから、読んだことないジャナデリオンとジェイムズヤッフェの本を図書館で借りてみた。
好きな本を伝えたらより一層好きな本を教えてくれるのでは?と思い、パッと思いつく自分の好きな本(小説に限る)を思い出して列記してみた。
歴史物だとこのふたつが好きだなー。読みやすいし、土方歳三・石田三成の人物造形が良いんよな。本当にこんな人だったんじゃないかな、と思えるリアリティ。特に関ヶ原の方は、人生こじらせてた時期の自分に重なる気がすごくして感情移入するわ。
ポールオースター「ブルックリン・フォリーズ」
わりと最近読んで本当に気に入った小説。群像劇って感じで、全体的に軽妙な雰囲気でとても良い。人生讃歌という感じ!図書館で借りて読んで、そのあと入手した。
アンディウィアー「火星の人」
SFだとこのへん。両方めっちゃ好きだが夏への扉は読んだのが昔すぎて詳細覚えてない。また読んでみよ。火星の人は本当に大好き。
この本をきっかけに横山秀夫にハマって、ほとんど読破したんよなー。リアリティが良いんよな。横山秀夫は主に警察内部のイザコザとか事件を追う感じのが多いけど、クライマーズ・ハイはちょっと違う雰囲気よのー。横山秀夫本人が新聞記者だったんよね確か。だから新聞記者が主人公というのも思い入れがあるんじゃないかなって思った。
ジョーンロビンソン「思い出のマーニー」
ほんわか系だとこのへん。赤毛のアンはもう大昔から知ってたけど、Netflixのドラマをきっかけに最近読み直したらほんっとうに面白くて一時期寝食を忘れて読んでた。ほんと良いんだよなー。思い出のマーニーはジブリの映画がすごい好きで、原作があると聞いて読んでみたら原作は原作ですっごく面白かった。この原作をよくあの映画にしたな、という驚きもある。原作の良さをいかしつつ、無理なく舞台をイギリスから日本に変えたり筋を少し変えたりして90分くらいにまとめてるんよな。ほんと良い。
昔は宮部みゆきよく読んでたけど、最近は読まなくなっちゃったなー。でも長い長い殺人はいまだにすごく好き。登場人物が全部財布で、犯人やら目撃者やら刑事やらの財布がそれぞれ見聞きしたことをしゃべるという形式なのが面白くて、事件もなんか切なくて良いんよな。
映画きっかけで読んだけどすっごい好き。嶽本野ばらの他の本も読んだけど、嶽本野ばらのアクの強さが適度でちょうど良いんよね。手芸についての描写もちょいちょいあって、そういうのも好き。女同士の友情ものってところも良いんよな。続編も持ってる。
こんな感じかなー。今気づいたけど恋愛ものがひとつもないな。そして過去を遡ってみてもひとつも思いつかない。そんなことある???強いて言うなら村上由佳の「天使の卵」が大昔(中学生くらいのとき)にだ〜い好きだったけど、いま読み返したいかと言われるとな…。
これを参考に旦那の後輩が何を勧めてくれるのか楽しみ!