下の弟の結婚式をディズニーシーのホテルミラコスタでやる、そのついでに一族郎党でディズニーリゾートを遊び倒すという計画を聞いて、高揚感と一抹の不安を覚えていたものだが、蓋を開けてみると多幸感と子どものかわいさ再認識に彩られた最高の思い出となった。
箇条書きだけど記録。
◆1日目
・結婚式当日、有休取ってディズニーシーへ。旦那が出張中につきワンオペで荷物パッキングして車で出発。ドタバタする。
・多少渋滞してたけど予定通り到着。到着した瞬間にオトンにドヤされる私と娘たち。前途多難感を覚える。それをオカンにチクる。
・自分の部屋にはまだチェックインできないのでオカンたちの部屋に居座ってまったりしたり探検したりしつつ結婚式用の服に着替えて美容室へ。イチコもニコも可愛いヘアスタイルにしてもらう。ニコは美容師を怖がって泣いてたので切り札としてアマプラのおさるのジョージを見せたら秒でそちらに気を取られ、ヘアセット完了。ジョージ偉大。
◆結婚式
・全てがディズニー感ある演出で大変楽しむ。
・うちのイチコがリングガールを仰せつかっていて、あの人優等生だけど本番に弱いからかなり心配していたのだが、そつなくこなした。偉い!!!
クチあいてるけど…笑
・途中でディズニーシー園内に面したテラスに新郎新婦が出て民衆に手を振るシーンがあって王室の人感があってわろた。
・牧師的な人が牧師ではなく「ディズニーシーのある街の市長」という設定らしくてめっちゃテンション高くてわろた。顔とか細いのにお腹がぽっこりしててキャラクターみがあったのだが、その腹が自前のものか詰め物かで上の弟のMつると論争になる。私は詰め物派。あとで新婦に聞いたら詰め物らしい。
・「誓いの水」とかいって新郎新婦が水を注いだら想定外のところから水が大量に噴き出てわろた。
・全体的にうちの親族やかましくてわろた。
◆披露宴
・予定通りミッキーとミニーきて、全然ディズニーファンじゃない我々までテンション爆上がりした。イチコが怖がって泣いた。なんでやねん。
・けっこうみんな張り切って盛装していて、アメリカ出張から帰ってくる旦那がどんな服装の想定なのか不安になり聞いたらカジュアルめなジャケパンだというので、うちのオトンそういうのやかましいので、咄嗟にキャストさんに頼んでスーツをレンタル。着替えて会場に入ってきた旦那を見たらシャツの襟のところが普通の襟じゃなくてちょっとタキシードみたいになったシャツで盛装感があり胸を撫でおろす。飛行機の時間的にもっと終了ギリギリの到着かと思っていたのだが案外早く着けて、披露宴をみんなで楽しめて良かった。
・ニコは1週間会わないだけでパパ見知りになってしまいママっ子になってしまった。
・料理が美味しすぎ。デザートで、空飛ぶじゅうたんに乗るアラジンとジャスミンをかたどった何かが出てきて、コレなんだろね?と何人かで話してたらMつるが「アラジンとジャスミンだよ!」と言ってきて、いやモチーフは分かっとんねんとなった。材質を聞いとんねん。
◆ミラコスタの夜
・ミラコスタの夜のショー「ビリーブ!」をホテルの窓から見ることができた。
なかなかやの〜〜。
・ミラコスタに泊まったら、帰っていく人々に向かってスマホのライトをつけて振るというのが恒例になっているらしく、乗っかる。通路に向かって側面の窓だったのであまり気づかれなかったけど、何人か気づいてくれて手を振ってくれたのでイチコが喜ぶ。通路正面の窓でめちゃくちゃライト振ってる2人組おるな〜と横目に見ていたところ、後で聞いたらうちの両親だった。テンション高いのよ…。
・夜はくたびれ果てたニコが独特のポーズで寝落ち。
・イチコは髪にエルサの髪飾りをつけて張り切って就寝。
◆2日目 東京ディズニーシー
・朝から荷物をパッキングして、夜に泊まるランドホテルへ転送してもらう準備。ドタバタする。
・Mつるから完全に精緻で緻密な予定表が届いて笑う。やまwww
でもコレのおかげで一族郎党が認識共有できて良かった。アジェンダの大切さを再認識。
・朝ごはんは大変美味。ブッフェ形式。
・ホテル宿泊者の特権で、他の人より15分早くパーク内に入れるハッピーエントリーという制度があり存分に活用すべく団体行動。ベビーカーを押していた私が一瞬はぐれて全体をハラハラさせたが無事にパークにログイン。
・まずは人気のあるアトラクションに乗るべく、Mつるの指示に従いトイストーリーマニアへ向かう。向かうが団体行動の常で「自分は場所がよく分かってないけど他の人はわかってるんだろう」と勝手に思ってフワフワあてもなく進むという現象が発生。トイマニどこやねん!と騒いでいたら、少し前を歩いていたディズニーガチ勢と思われる、物静かそうな男性2人組が「…トイマニはここをまっすぐ行って左ですよ」と教えてくれるなどする。ありがとう。
・無事にトイマニに並び、並びながら各種ショーにエントリー作業。すべてハズレ。あとから調べると大人数で応募したのがよくなかったらしい。3人までくらいにしといたほうが良いみたい。
・短時間の待ち時間でトイマニに乗る。テンションぶち上がる。ニコは「コワイ〜」と言っていた。点数が出て、同じ回の中での最高得点がケタ違いの高得点だったのでたまげていたら、Mつるの嫁のKいこちゃんだった。あの人いろいろガチなのよ…
・トイマニ終わってちょっと移動してタートルトークへ。噂通りの軽妙なトークだが、なんかこういうのけっこうハラハラしてしまう。案の定うちの甥っ子が指されて名前は言えたのだが質問を聞かれて黙っちゃって、亀がフォローしてくれたけどハラハラしちゃった。
・プリン味のチュリトス食べた。めっちゃ美味しかった。
・次はアクアトピアという子ども向けの乗り物へ。
こっちもニコと乗車したがニコはコワイ〜と言っていた。なんなら私は船酔いした。イチコはキャハキャハ言って楽しんでたらしい。
・ジャンボリーミッキーという子ども向けのショーを観ようと並ぶがちょっと失敗。暑くて待ってる間に子どもたちの顔がみるみる真っ赤になり、水とか飲ませても全然改善しないし、そもそも全然楽しくなさそうなのでショーの途中で離脱。あとで聞いたら並ばなくても路上から充分参加できたらしい。くそー
・この日の昼ごはんはミラコスタ内のレストランを予約してるとのことだったのでそちらへ。めちゃくちゃ高かったけどめっちゃ美味しかったし腹ペコのうちの旦那がすんごい食べたのでいっそ清々しかった。
・オトンが海底2万マイルに行きたいというので旦那にイチコを任せてそっちに行く。途中でうちの一族郎党が合流し、結局10人くらいで海底2万マイル行った。MちこがLINEで「海底200万海里」とか言っててみんなで「違くね?」となっててわろた。アレって子ども向けかと思うけど子どもには怖すぎるというか、イチコニコとか連れて行ったら絶対号泣すると思う。
・戻ったら旦那とイチコがなんかクラゲ的な乗り物にちょうど乗るところだったので力こぶで動画撮る。楽しそうだったし隣に甥っ子とおじいちゃんという組み合わせのゴンドラもあり、なんか良さがあった。
写真ブレすぎ。
・ニコは体力限界千代の富士でベビーカーで昼寝。
・マーメイドラグーン内のアリエルのプレイグラウンド的な名前の遊び場にイチコを放り込んでオカンに託し、大人だけでセンターオブジアースに挑戦(課金済み)。なんかめっちゃ怖かった。絶叫系ダメになってきた。子どもの頃遊園地に行ってジェットコースターに乗ろうとかなって、オカンとかが「あたしはいいわ〜」とかなってたの、ほんとに不思議だったけど、歳取ると無理になるんだな〜と実感。
・戻ると、初日の朝に関係悪化してたオトンとイチコのふたりでゴンドラに乗ったりして、なんか仲良くなってた。良かった良かった。
・ジャスミンのフライングカーペットにイチコと乗る。今回イチコとアトラクション乗るのこれが初だったのでなんかすごくグッときた。ディズニーリゾートといえども遊園地というものは子どものための場所なんだなって実感。
・シンドバッド的な何かに乗る。前に乗ったことあって何とも言えない感じだったよーなと思っていたらやっぱり何とも言えない感じだった。イチコはそれなりに楽しんでいた。ニコはまだ昼寝中。
・マジックランプシアターに並ぶ。気を利かせてみんなの飲み物を買いに行っていたいとこのMちこが合流し損ね、みんなでかわいそうがる。ニコはこの頃には起きてて怖がっていた。だいたい怖がってるなニコ。
・ジーニーのメリーゴーランドみたいなやつにイチコニコ連れて乗る。多幸感味わう。
・疲れてきたしこのあたりで撤収とする。ランドホテルまでは車で移動する予定だったがイチコが気まぐれに「電車でいく」とか言い出して旦那と2人で電車移動。イチコが乗っているっぽい電車を見てニコが「でんしゃん!」と言っていた。あの人最近、終わりからふたつ目の文字が「ん」のものは尻にもうひとつ「ん」をつける傾向ある。「りんごん!」とか。
・ランドホテルの部屋に着きホッとひと息。部屋からの景色がスゴイ。
・旦那は月曜からイタリア出張なのでこの日のうちに自宅に帰ることになっていたのでここで引き上げ。さみしい!
・夕飯はコンビニ食。イチコがどうしてもカップラーメンがいいというので↑の景色見ながらカップラーメン。しかも残り汁をちょっと置いといたらニコが触って床にこぼす。スタッフさんに自首したところすごい感じ良いお掃除の人が来て手早く処理してくれて感謝しかない。
◆3日目 東京ディズニーランド
・朝は前日ほどはドタバタせず、のんびりパッキングと朝ごはん。朝ごはんはミラコスタよりランドホテルのほうが美味しかった!
・というかランドホテルはコンビニ的なショップが充実していたりして、全体的にミラコスタより評価高い。まあ窓からシーの中が見えるという何にも代え難い魅力はあるわけだが。
・この日も精緻な予定表届く。これ大事。
・ハッピーエントリーは、なんか我が一族は全体的に油断していてギリギリになった。ギリギリだけどちゃんと間に合って、美女と野獣の新しいアトラクションに待ち時間30分とかで並ぶ。
・その隙にシンデレラ城見に行こうよとイチコを誘いシンデレラ城の外観を見にいく。ここで今回の旅でも有数のエモ写真が撮れた。
マジで幸せいっぱい。
・戻ると案外列が先に進んでて、合流に苦労する。オカンに電話をかけて今どこ?と聞くと「えーとね、建物の横!!!」とかいう何の役にも立たない答えでじゃっかんイラ立つ。何とか合流。
・そしてイッツアスモールワールドへ。イチコが本屋でイッツアスモールワールドの絵本なるものを欲しがり買ってあげたのもあり、思い入れ強め。
昔と違ってディズニーの各映画の主人公たちもちょいちょいいるし、全体的にピースフルなのは昔と変わらず、ほんと平和な時間を過ごす。最高〜
・プリンセスたちが舞い踊る「ミッキーのマジカルミュージカルワールド」というショーをイチコが見たがっており、どんな手を使っても観たかったのだがガチ勢に叶うわけもなく敗北。くそー
・その代わりというか、Mちことイチコニコとのんびり買い食いを楽しむ。チュリトスとかポテトとかアイスとか。
楽しかった!
・そのあとシンデレラ城へ。シンデレラ城内にあるガラス細工の店に行く。ここ昔からあってすごい好きだった。そしてやはりイチコが夢中になってた。じじばばがなんか買ってやると言ったらなかなか値の張るガラス製の靴を指定しておりつよつよだった。でも一生に何度も来れるとこじゃないしね…大事にしてくれい。
・そのあと同じくシンデレラ城内のシンデレラの生い立ち体験みたいなゾーンへ。正直言ってショボいよのー。美女と野獣見た後だとシンデレラもなんとかしてやってくれい!となるね。と言いつつ展示してあるガラスの靴にイチコの足を入れたりして悦に浸る。
このコーナーで我らの前に並んでいた父娘がおり、娘さんがガラスの靴を履いてみて「お父さん、入らないよー」と言ったらお父さんが穏やかな口調で「そうだね…アミちゃんはシンデレラじゃなかったってことがこれでわかったね」なんつっててなかなかシビアだった。
・プリンセスのショーが見れなくて残念だったのでパレードは見せたくて、新婚ほやほやの弟夫婦が場所取りしてくれてた場所へ向かい、まあまあ見れた。ラプンツェル+モアナ+ポカホンタスの山車が良かったね…あとシンデレラとかベルとか白雪姫とかが山車に乗ってなくて道を普通にてくてく歩いてきたのがちょっとわろた。
・なんかかぶりつき系の肉をMちこが買ってきてくれたのでかぶりつく。
・パレードのあとはジャングルクルーズ。子どもと乗りたいアトラクションナンバーワンだったので高まる。オカンたちが代わりに並んでおいてくれていたのでサクッと乗れた。昔と変わらずクオリティの高いMCと、今どきのプロジェクションマッピングが融合してて、なんか進化していた。イチコは暗闇などでコワイコワイと言い、ニコは全体的にコワイコワイと言っていた。
・ジャングルクルーズ、メインMCキャストさんの他にベテランぽいキャストさんが後ろの方に座ってて、MCの様子をじっと見つめていて、なんかの試験なのかな…?と思うなどした。
・ジャングルクルーズを終えたらもうそろ退園予定時間が迫っていた。何となく子連れはトゥーンタウンに行かねばならんという気がして、オカンオトンと一緒にトゥーンタウンへ。イチコの希望でミニーの家へ行く。まあまあしょうもないのだが子どもらは意外と熱心に色々触って回ってた。ニコの写真撮るとき「にっこり!」と言うと最近このポーズ↓するので尊みがある。
・なんか電子的な塗り絵を作成するコーナーがあり、操作がちょっと難しいし後ろに何人か並んだりしてこっちはやきもきしたがイチコはわりとマイペースに塗り絵仕上げてた。大物感。
・ミニーの家の庭のバラにウットリとなるイチコ。
・おみやげを買う。無限にシャボン玉が飛び出す機械をニコに買い与えるじじばば。喜んで永遠にシャボン玉を飛ばし続けるニコ。それに閉口して「…ニコちゃん、コレちょっとパチっとこうしとこうかね〜。あらいいじゃな〜い!」とか言って電源を切るじじばば。うけた。
・じじばばとも別れ、退園すべく門へ向かう。帰り道にカーナビとなるスマホの電池が残り20%で、慌ててチャージスポットでポータブルの充電器を借りる。これ我ながらファインプレーだった。
・イチコがずっと風船欲しいと言っていたので退園間際に購入。買ってから思ったけど風船序盤に買ったりしなくてよかった〜…心底邪魔だったろうなと想像。
・風船買って門から出た瞬間に突風に煽られたイチコが思わず手を離し風船は空の彼方へ。周囲の人と共に呆然と見送る我々。風が強かったからあっという間に豆粒になった。上というより横向きに飛ばされていったので、なにか意思を持って操縦されているような印象を受けておもろかった。ダメ元でいったん戻り、風船買ったら秒で飛ばされちゃいまして…とキャストさんに言うと、テキパキとレシートの確認をしてアナザーワンの風船をくれた。神対応…。コレもらえなかったら帰り道ずっとイチコ泣いてたと思う。
・門の外で記念写真。エモエモのエモ。旦那がいたら最高だったのに!
・絶対におしっこ出ない!と言い張るイチコを説得してトイレに連れて行く。イチコに「おしっこでても『ほらやっぱり〜』っていわないで!」と念を押されつつ便座に座らせるとJavaJava出た。ほらやっぱりって思ったけど口をつぐんだ。
・車に戻り、往路で買っておいた眠眠打破を飲んで出発準備。なんか寂しくなってちょっと泣く。私が。「ママなんで泣いてるの〜〜」とイチコニコにめっちゃ詰められる。
・帰りは首都高も中央道もガラガラでめっちゃ早く帰宅。イチコは最初は興奮気味に何かいろいろしゃべっていたが静かになったと思ったら寝落ちしてた。昼寝してないしな。ニコは昼寝もしたし元気で、じゃがりこを1本あげたらそのあと永久に「ちょーらい?」と言われ続けて困った。
・園を出る時間が予定より遅かったけど帰宅したい時間には帰宅できて最高。家では旦那が待っておりみんなで荷解き。風呂入ったりして就寝。
◆翌日(今日)
・どうしても風船を持って保育園にいくと言って聞かないイチコ。
まあ可愛いし良いかって思ったけど帰りはなぜか朝から浮かれた風船持って歩くおばさんが爆誕してしまい困惑する。
・この週末のことを思い出すだけで涙ぐむという病状に悩む。深刻なディズニーロス…。楽しすぎたのか?
・ディズニーロスを自己分析してみたところ↓のような感じかなと。
- 大人がたくさんいて子どもの面倒を見たがってくれる空間が貴重
- スタッフが何かと親切
- 子どもらが可愛すぎて尊い
- 「もう人生でこんなに楽しいイベントはそうそう無い」と思ってしまってる
- 単純に大人数から核家族に戻って寂しい
- 旦那出張でワンオペがつらくて疲れてる
- 仕事がわりと忙しくて疲れてる
最後のふたつはディズニー関係ねーじゃんかよって感じだけど、なんか現実を見せつけられた感じがするんかのー。大変つらい。いま夜の11時だけどいまだに涙ぐんでる。いや困る。明日には治ってもらわないと。何か次の楽しいイベントを企画すればいいんだろうけどな。ワンオペだとなかなかそういうことを考える余裕がねーんだよなー。
というわけでロスに陥るほど満喫して帰ってきた。ほんと楽しかった。
◆その翌日
・だいぶロスは癒され、楽しかった思い出だけが残り始めた。こえーわディズニー…
・みそ汁作ってたら味噌の中に隠れミッキーを見つけてみんなに写真を送るなどする。