カルチャー誌「BRUTUS」の「やさしいきもち」特集で紹介されていた本が図書館にあったので借りていた。
ポールオースターという人の「ブルックリン・フォリーズ」。
なんか読みたい本がたくさんあって積ん読になりそうなところ、先日レミゼラブルのために外出した際に持ち出して、その往復の電車の中で読むことができた。
ハードカバーだし海外の作品だし、勝手に若干のとっつきにくさを感じていたのだが、いざ読み始めるとウィットの効いた軽妙な文章とか市井の人々への優しい眼差しとかがたいへん心地よく、没入して読書できた。良い時間だった…。
キッチンにこの本を置いておいたら、旦那がポールオースターの他の本を持ってるらしい。なんでも重複して買っちゃった人がくれたとかで、そのまま読んでないとか。もったいな!それ借りて読もう。
ポールオースターはアメリカの人だけど、本国アメリカより日本やドイツ・フランスで人気があるらしい。なんか分かる気がするというか、スカッとするタイプの本じゃなくて、なんか小確幸を大切にする感じの本だからかな〜なんて勝手に思った。
訳者の手によるあとがきによると、今回読んだブルックリンフォリーズはポールオースターの本の中でも、群像劇で優しい感じの‘ユルい’雰囲気の本らしい。他の本は推理小説だったり主人公の独白だったりという感じらしい。興味深いな〜。読んでみたい。
関係ないようなあるようなだけど、昨日実家からブドウがたくさん届いたので、隣近所の爺さん宅へお裾分けしてみた。みんな喜んでくれたしニコをみて可愛い可愛いと絶賛であった。
なんかじいさんたちともっと仲良くなりたくてお裾分けしてみたのだが、なんかそういうことをしたくなる本でもあった。
おすすめ!