イチコが5歳になり、そろそろ「親子の関わり方」が気になってきた。うちの親の感じだと過干渉だな〜と思うし、かといって放任というのも心配だし〜と思っていたところへ良さげな情報あり。LINEで購読している東洋経済オンラインだかダイヤモンドオンラインだかどっちか忘れたけどビジネス誌のコラムで「育児は動物園型→牧場型→サバンナ型の移行が理想的」みたいな記事があり、牧場型ってなんだ??と思った。紹介されていた本をメルカリで購入し読了。
勉強しない子に勉強しなさいと言っても、ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋/石田勝紀
正直タイトルはどーかと思う。タイトルだけ見たら買ってないけど渋々買ったら読みやすかったし勉強になったので備忘録。
動物園型・牧場型・サバンナ型というのはそれぞれ、
動物園型:全てのリソースを親が子に与える代わりに子には選択・越境の自由なし
牧場型:ある程度子どもに選択させ失敗も経験させつつ、困ったり弱ったりしたら安全な場所に戻れる
サバンナ型:子が完全に自立し自力で生き抜いていく
という感じ。動物園とサバンナは分かりやすいけど牧場が難しいしそこが一番知りたいわ。
なので動物園とサバンナはいったんおいといて、牧場型についての記載で気になったやつを抜粋。
・原則3つ
①監視ではなく観察する
②選択肢を与えるのは親、判断して決定するのは子ども
③親がやらせたいことではなく子どもがやりたいことを応援
監視と観察の違いを調べてみたところ、
「監視」:不都合な事の起こらぬように警戒して人の動きなどを見張ること。
「観察」:事物のありのままの現象を注意深く見きわめ、客観的な知識を得ること。
とのことなので、監視は自分の思い通りにするために見張る、観察はありのままを見る みたいなニュアンスやね。なかなかむずい。
子がやりたいことを見つけるためにも親がアンテナ張っていろいろ選択肢を見せてあげるというのが牧場型の時は要るとゆーことなのかなー。そしてどれをやるか・そもそもやるかどうかは子ども次第みたいな。
・自立のための条件3つ
①親子でたくさん雑談する
②「勉強しなさい」「早くしなさい」「ちゃんとしなさい」はNGワード
③生活習慣(あいさつ・時間管理・整理整頓)を身につけさせる
→雑談いいねー。オードリーの若林が「雑談というのは『敵じゃないよ仲間だよ』ということを伝え合っていると知ってから雑談が苦じゃなくなった」と言っていたけど、そーゆーことよな。話題はなんでもよくて、ただ話すみたいな。
NGワードの「早くしなさい」は言っちゃってるなー。時間がない時に限ってのたくらするんだものあの人たち…。こっちだってけっこうバッファは見てるのにそれを凌駕するのたくらぶり。人間社会で生きてる限りは時間はある程度守らないと…。でもイチコはだんだん時計が読めるようになってきたというか、そろそろこれやんないとなーみたいなこと思ってる感じはするからもう少しな感じするなー。
生活習慣は、あいさつはいいとしても時間管理はまだまだやな。整理整頓は親ができてないというのが大反省点。旦那とも話して最近はマシになってきてるとは思う。継続。
・子どもが特にやりたいことが無い様子なら、親が行きたいところに連れて行って、親がめっちゃ楽しんでいる様子を見せる
・親が日々ワクワクする感覚を持ち、人生を楽しむ
→親がまず楽しむっていうのは良いね。親が不平不満のかたまりだったら子どもも大変っていうか、そんな人がそばにいたら大人だってイヤだわw 子どもならなおさら影響受けるし家庭内だと逃げられないしな。私も仕事でヤなことあったりすると、普段ならそんなに叱らないことをおおいに叱ったりするから良くない。まー人間だから多少の浮き沈みは仕方ないとしても、ベースとして人生楽しんでいれば多少沈んでても子どもをおおらかに受け入れられそーよな。
・「放牧」の前に夫婦でスタンスと役割分担を話し合う
→これは絶対必要〜。
・子どもの頃の自分に話すつもりで話す
・子どもが望むことを実現するために適切な環境をつくると親が決意する
→これは精神論的な話ではあるけど、↑の夫婦での話し合いとかでも共通認識として持っとくとよさそうだね。
なんかとても参考になった。イチコを放牧するとしてもまずはめちゃくちゃちーーちゃい牧場だと思うけど、動物園から牧場に移行するということ自体が大事なのかな〜。ニコはまだまだ動物園だな。
同じような本をもっと読んで、最大公約数的なところをスタンスとしたい。