とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

レジリエンス入門の話

レジリエンスとゆーのはなんか「打たれ強さ」的な、転んでもすぐ起き上がる的な雑草魂的なこと、きちんとした定義でいくと「しなやかで合理的な考え方を持ち、ストレスからの回復が早い状態」的なことらしく、え〜それ良良良の良〜〜と思うものだった。自分がレジリエンス高いかどうかもよく分からないからちょっと本読んでみるか〜と思い、とりあえず図書館で借りてみた。

 

レジリエンスの鍛え方/久世浩司

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方

なかなか面白かったので記録。

 

レジリエンスの段階は7つ。下から順。

①ネガティブ感情の悪循環から脱出

②役に立たない「思い込み」を捨てる

③「感謝」のポジティブ感情を高める

④心のサポーターをつくる

⑤自分の強みを活かす

⑥やればできるという自信を科学的に身につける

⑦痛い経験から意味を学ぶ

 

・①:ネガティブ感情の悪循環から脱出

ネガティブ感情は繰り返し考えることにより増幅。ストレスを感じたらその日のうちに解消する。ストレス解消の術をいくつか持っておくようにする。運動系・呼吸系・音楽系・筆記系など。

失敗を3分類。

(1)予防できた失敗:自分の準備不足によるもの。自責の念をもとにしっかり反省し、原因究明して再発防止

(2)避けられない失敗:自分でコントロールできない原因によるもの。自責の念不要。原因となるプロセスを見直すなど

(3)知的な失敗:新たな挑戦によるもの。自責の念どころか積極的に機会として受け入れていく

→失敗やイヤなことを、活かすべきことは活かして、気にしないことは気にしない、ということやね。最近は歳のせいか、イヤなことも必要なことも忘れ去っていく傾向があるから良さげだけど、金曜の夜とかに仕事でイヤなことあったりすると週末ちょっぴり思い出してブルーになったりするよね。

最近のストレス発散はなんだろーなー。会社の研修で習った「マインドフルネス瞑想」とか、あと「メルカリ徘徊」かな。両極端〜。あと今は「スクワットチャレンジ」をしてる。この3つがストレス発散かな〜。メルカリで地味に散財しないようにチューイだな。

 

・②:役に立たない「思い込み」を捨てる

思い込みにより、同じ事実に遭遇しても捉え方が変わり、受けるストレスが変わる。体験→思い込み→反応 を書き出してみると良い。「思い込み」はやっかいな犬を飼っている感覚で捉え、犬の言い分により「追放」「受容」「訓練」のどれかを行う。

犬の種類:正義犬・批判犬・負け犬・謝り犬・心配犬・あきらめ犬・無関心犬

→私はけっこう「正義犬」と「批判犬」がワンワン言ってくる傾向強い。なんかそれは良くないことと思ってたけど、これ読んで、ワンワン言ってる内容が改善活動につながる場合もあるから、必ずしも追放する必要も無いんだけど、飼い慣らさないといけないなって思った。あと最近は異動後の自分の立場のおぼつかなさ的なところで「負け犬」がクンクン言ってくる時あるな。こいつは追放したい。

 

・③:やればできるという自信を科学的に身につける

やればできるという気持ち=自己効力感

自己効力感を高める方法四つ:実体験・お手本・励まし・ムード(テンションが高まる演出)

→4つ書いてはあるけど、やっぱり実体験による成功体験が主で、あとの3つはサブ的な感じに読み取れた。そりゃそーだよなー。実体験を頑張って、ここぞという時に励ましてもらったり好きな曲聴いたりってのは分かる。お手本については自分のロールモデルについて改めて考えてみたいと思った!

 

・④:自分の強みを活かす

強みを活かして働いているとやりがいが高く、活力も高い

弱みはどうするか?→致命的なものはなんとかする・アウトソースする・誰かと手を組む

→これはめっちゃドラッカー的で納得。そりゃそうだすぎる。最近はちょっと自分の強みで仕事うまいこといくかなぁという不安に駆られるシーンが多くて「負け犬」を肥えさせているかも。ちょっとそのへん整理しないとダメだな。

 

・⑤:心の支えとなるサポーターをつくる

自分にとって大切な5人の人を平時のうちに考えておく

自分も誰かのサポーターになる

→5人だと誰かな〜。コーチングしてくれるYしおかさん、旦那、Oみやさんとか会社の同期たち(辞めた子たち含む)、学生時代の友達、ママ友たち、って感じかの〜。全然5人じゃないけど…

 

・⑥:「感謝」のポジティブ感情を高める

1日の終わりに今日良かったことを3つ思い出し、感謝の気持ちのうちに寝る(1日の終わりが良い感情だと「良い1日」として記憶に残る)

感謝の手紙を書いてみる

→昨日「はぴトレ」というアプリを入れてみて、夜にさっそく「良かったこと3つ挙げる」をやってみた。昨日なんかは書く前は「朝から子どもらと旦那を送っていって午前中は全然出る必要ない会議に2時間出て移動して研修を受けただけのあんまり意味ない日…」って感じだったけど、良かったこと3つ挙げろと言われると意外と出てきて、「研修の内容が勉強になった」とか結局3つ見つかった。これはなかなか良い習慣かもしれん。

 

・⑦:痛い経験から意味を学ぶ

逆境体験を思い出し、俯瞰して意味を探求する

コツ→被害者でなく、再起した者の立場でストーリーを形成・精神的な落ち込みから回復したきっかけを回想・ゼロの状態からいかに這い上がってきたのかに着目

→これはまだピンと来てないな。他のやつの上位概念みたいだから、まずは他のやつを優先して実践してみよーかと思う。

 

 

というわけでレジリエンス鍛えてみよーかと思う。11月には今回読んだ本の作者の研修が会社で開催されるから参加予定。それまでに地道に実践できるといいね。