とかげのたからもの

バンドが趣味の育児中会社員です。音楽鑑賞とジョジョとレミゼラブルが好きです。

最近読んだ本の話 2023

仕事用も仕事関係ない用も含めてちょいちょい本読んでるけど全然記録してないことに気づいたので記録。「★」がとても刺さった本、「⭐︎」がまあまあ刺さった本。印つけたやつだけでも感想書きたい。

 

◆仕事の勉強用

1.誰も教えてくれない計画するスキル/芝本秀徳
⭐︎2.ドキュメント宇宙飛行士選抜試験/大鐘良一・小原健右

→リーダーシップは意識してたけどフォロワーシップについてはっきり自覚した本。

3.童話でわかるプロジェクトマネジメント/飯田剛弘

4.ディープスキル/石川明

5.これ以上やさしく書けない プロジェクトマネジメントのトリセツ/西村克己

6.外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント/山口周

★7.プロジェクトファシリテーション/関尚弘・白川克(再読)

→昔読んでた本でその時も面白いと思ったのだが、コンサル的な部署に異動して再読したら更に刺さった。こんなことができたら理想だなって思った。

8.業務改革の教科書/白川克・榊巻亮(再読)

⭐︎9.「レジリエンス」の鍛え方/久世浩司

→会社の研修を受けた際に買った、研修の講師の本。良いこと言ってるので実践したいのだがすぐ中身忘れちゃうからちょいちょい振り返りたい。

10.ずるい考え方:ゼロから始めるラテラルシンキング入門/木村尚義

11.コンセプトの教科書/細田高広

12.メモの魔力/前田祐二

⭐︎13.楽しくなければ仕事じゃない/干場弓子

→全体としてはチャラいのだが「自分も子どもも社会からの預かり物。才能を磨いて社会に貢献する義務がある」みたいなくだりとても刺さった。詳しくはこちら

14.プレイフルシンキング/上田信行(再読)

 

◆個人的な勉強用

15.パトリックと本を読む/ミシェル・クオ

16.発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術/借金玉

17.発達障害サバイバルガイド/借金玉

18.超ミニマル主義/四角大輔

⭐︎19.ワイルドサイドをほっつき歩け/ブレイディみかこ

ブレイディみかこの本初めて読んだけどすごく面白かった。軽妙な文体だけどイギリスの低所得者層の現状が描かれてて、イギリスではこうなんか〜とか、どこの国も同じやな〜とか思ったり。他の本も読んでみたい。

★20.カカ・ムラド〜ナカムラのおじさん/ガフワラ

→これ読んだの今年かどうかわかんないのだが感想書いてなかったので今年ということにする。アフガニスタンで銃撃されて亡くなった中村哲医師について現地の青年が書いた本。絵本みたいな構成ではあるのだが刺さるものがあって、この本読んで以来「一隅を照らす」という言葉が座右の銘に加わった。

21.ともだち幻想/菅野仁

⭐︎22.勉強しない子に勉強しなさいと言っても、ぜんぜん勉強しないんですけどの処方箋/石田勝紀

→これ絶対タイトル変えた方がいいと思った。育児のステージ・フェーズの話。動物園型→牧場型→サバンナ型が理想だけど子どもの性格や状況によってはイレギュラーもあり、みたいな。動物園型から放牧型への移行は意識していきたい。詳しくはこちら

23.子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ/島村華子・てらいまき

24.いつか家族でやりたい99の楽しいことリスト/むぴー

 

◆娯楽系

⭐︎25.大奥/よしながふみ

山本耕史が出るからという理由でNHKのドラマ「大奥」を観て、完結してるし久しぶりに読みたいな〜と思いメルカリで大人買い。なんか全体として「人間讃歌」みたいなテーマを感じた。歴代将軍とその伴侶たち、幕臣や悪役たちも生き生き描かれていて良さがあった。めっちゃ文献とか調べてきちんと辻褄合わせてるんだろうなって思った。

⭐︎26.女の園の星/和山やま

→もうほんと好き。声出して笑っちゃう。

27.カラオケ行こ!/和山やま

★28.プロジェクト・ヘイルメアリー/アンディ・ウィアー

→もう最高。詳しくはこちら

29.スコーレNo.4/宮下奈都

30.炎環/永井路子

31.義経司馬遼太郎

32.三体/劉慈欣

33.わたしたちが光の速さで進めないなら/キム・チョヨプ

34.空白を満たしなさい/平野啓一郎

★35.マチネの終わりに/平野啓一郎

→もう平野啓一郎好きなんよほんと。マチネの終わりには恋愛ものと聞いてつまんなそーだなと思いつつ読んだらほんと大反省の面白さだった。恋愛ものだろうがミステリーだろうが、要は心理描写なんよなー。本当に丹念に登場人物の心理描写がされるから、全員の気持ちがそれなりに分かるんよな。すげ〜良かった。詳しくはこちら

36.眠れないほどおもしろい吾妻鏡/板野博行

37.BRUTUS 珍奇鉱物2

38.恋文の技術/森見登美彦

 

 

こんな感じかなー。今年はもっと読みたいな。

選択の話

多様性とかジェンダーフリーとかすごく推してるわりに、ルッキズムがピンとこなかった。ピンとこないというか、容姿で人を選別したり差別したりするのが良いわけないというのはもちろんわかるけど、でも仕方ないとこあるよね…みたいな。美人やイケメンが友達にいたらやっぱり「キレイだな〜」と思っちゃうし。

北欧とかでは人の容姿を話題にすること自体NGみたいな話を聞いて、なんか自分がそこまでできる気がしないと思ったり。

 

で、北欧とかの話を詳しく聞くと、容姿の話題はNGだけど髪型や服装を褒めるのはOKとか。そのルールなんなん?!と思っちゃってまた迷子。髪型や服装はいいのか。顔や体型がダメってこと?メイクはええんか??

 

で、Kぬにその疑問をぶつけてみたところ「選択を褒めるのはOKらしい」と教えてもらってそのルールめっちゃ良いと思った。

 

確かにそれでいくと髪型や服装は自分で選んだものだから話題にしていいよね。

顔の作りや体型とかは自分で選んだものじゃないから話題にしないほうがいいってことか。

体型でも「がんばってめっちゃダイエットしてシュッとした人」とかは例外として褒めていいんかもな。自分が痩せようと選択して実行したわけだからねぇ。相手との関係によるけど、頑張ったねー!みたいのはむしろ嬉しいかもな。

メイクとかも、これも相手との関係によるけど、昨日までと明らかに違うチークとか付けて来た子がいてそれが似合ってたら、チーク変えた?めっちゃカワイイんだけど〜とかは嬉しいし楽しいよね〜。眉毛の形とかも仲良ければ良いかも。マツパー行った?とか。

 

このルールめっちゃ明確で分かりやすい。

育児にも使えるなーと最近思った。イチコが保育園で塗り絵を塗って持って帰ってきて見せられて褒められ待ち、みたいな時に「わー上手だね〜」とかはダメだな〜と思うけどどう褒めたらいいかよくわからんよ、と思っていたけど、「選択を褒める」だとかなりどんどん褒めが出てくるというか。「ここの色いいね〜!なんでこの色にしたの?」とかな。「上手〜」とただ褒める時より「いい色で塗ったね〜」のほうが子どもも「これはね〜ベルが◯◯で△△だからピンクなんだよ〜」みたいな感じでよくしゃべる。意味はよく分からんことが多いが。

 

仕事でも使えるかも〜と思ったことが昨日あった。会社の後輩が「課長がこんなふうに言ってたんですけど」みたいな感じで相談みたいな感じでチャットを送って来てくれたのだが、内容的にはウ〜ンという感じだったが、とりあえず「相談を持ちかけて来た」という選択だよね〜と思って「相談してくれてありがとね〜」と返してみた。こんなこと相談してダメだったかな、とか思わないでほしいもんねぇ。

 

そんな感じでこの「選択を褒める」というのは人間関係の判断の軸になりそうかな〜という気がする。イイやつ得た。

命の洗濯の話

なんだかモヤモヤする日々が続くので、会議がひとつもなかった金曜の今日を有休とした。その分昨日めっちゃ頑張っていろいろ進めておいたのでなんの心配もない。

 

7:00 子どもと旦那送り出し

子どもらを保育園、旦那を駅まで車で送って行った。旦那は今日から出張なので週末はワンオペとなる。でもママ友とかとの予定を入れてみたので大丈夫!

 

7:30 自室にて作業

まずは自室にて、イチコからリクエストされていたバッグを作成。ディズニープリンセスの妹分的な存在のソフィアという女の子の顔柄。

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イチコはソフィアのことしばらく「ちょぴあ」と呼んでて尊みが強かったのだが最近はソフィアと言えるようになった。

 

そして先日DIYしたけど底面の車輪が外れていた棚の車輪を付け直すという地味な作業。
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無事付いた。

 

9:30 クリーニング屋に寄ってから駅へ

旦那がシミをつけたらしいスーツのズボンをクリーニングに出してほしいというので、自分の夏服も一緒にクリーニング屋に持ってった。クリーニング屋の店主の耳が遠くてかなりの声量で「すいませーーーーん!!」と呼ばわったらすごい近くから店主出現してモゴモゴなっちゃった。なんなんだ。

その足で駅へ。駅のコンコースにわらび餅で有名な桔梗屋が店舗を出していたので、わらび餅が入ってるモナカみたいなやつを買ってホームで電車待ちながら食べた。めちゃくちゃ美味しかった。

 

10:00 立川で古着屋めぐり

立川の古着屋事情がなかなかスゴいという噂を聞いたので調べたところ、確かにスゴいのであった。調べた4店舗をハシゴ。

順番としては、

トレファクスタイル

セカンドストリート

ブックオフ

ラグタグ

という感じ。まさかラグタグが立川にあるとは思いもよらなかった。期間限定ショップらしいけど。

このあと昼食を挟んでトレファクにもう一度戻った。ブックオフとトレファクでちょっとずつお買い物。ほくほく!

なんかだんだんわかって来たのだが、なんとなく「女らしい」格好とかは好きくないねぇ。かといってアウトドア系とかは別に好きじゃないし、着るとただの男という感じになる。そうしたいわけでもないな。

会社のLGBT研修で「性自認はグラデーション」みたいな教えがあってすごく分かりみが深かったのだが、私もショートカットだしズボンの方が好きだしなーみたいな。「セクシーだね」とか言われるとキモ!うざ!コンプラ!と思うけど、大ぶりピアスとかしててそれが「かっこよくて似合ってる!」とか言われると嬉しくなっちゃうよね。でも男の格好したいわけでは全然ないんだけどね。

先日の飲み会で「(性格が)男っぽいな〜」と言われて、私は全然イヤじゃなかったけど、周りにいた女子たちが「コラ!発言!コンプラ!」と発言者を責め立てていてアレだった。男っぽいと言われてイヤではないけど別にうれしくはないか。かといって女っぽいと言われても全然うれしくはないな。人間力高い!だったら嬉しいかも?

なんかよくわかんないけどとりあえず服とかピアスとか買ったった。あとLEEのLINEマガジンで「ブローチがワンチャンある」と書かれてたのを真に受けて、ちょっとカワイイブローチ買ってみた。コートとかに付けようかな。

あと前から気になってたイヤーカフブックオフで見つけてついに買ったった。300円。どんな感じになるのか楽しみ。

 

12:30 餃子のニューヨークで一杯ひっかける

以前は旦那と行きつけにしていた居酒屋「餃子のニューヨーク」に久しぶりに行き、好きなものたらふく食べたうえ一杯飲む。
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お腹いっぱいで死にそうになったけど満足度高い。至福のひととき…。

ちなみに最近「春巻のニューヨーク」もできたらしく、そちらも行ってみたくて仕方ない!

 

餃子のニューヨークからトレファクに戻る際、トランク全開のまま発車しようとするコンパクトカーあり。私の前を歩いていたおじさんが「トランク!トランクあいてるよ!!」と叫びながら身振り手振りで運転手のおばさんに伝えようとするも、おばさんわりとトンチンカンで、窓を開けながら「なーに?」なんて言うのでおじさんが車の後ろに回り、「トランク!開いてるの見える?」とか言っていておじさん偉かった。おばさんはトンチンカンなうえに甘えんぼで「あら〜?閉めてもらえます?」とか言っていて、おじさん笑っちゃってたし私も一緒に笑ってしまった。という小事件あり。

 

14:00 帰宅してネイル

帰宅して郵便受けを見たら、先日買って全然届かなかったネイルのohoraが届いていた。わー!となりそそくさと部屋に持ち込んで即ネイルをやってみた。
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これは「オータム」という色。写真で見る限りちょっと明るすぎるかな〜と思ったが、実際に付けてみると全然明るくなくてちょうど良かった。トップコートを塗るとよいとAずやAやこが忠告してくれていて、トップコートは以前ジェルネイルにハマっていた時のがあるからと思って買わなかったのだが、なんかネイル箱見たらベースコートしかなかった。仕方ないのでとりあえずベースコートを上から塗っといた。拭き取りとかしたけど若干ヌメヌメする。風呂とか入ったらとれるかな。トップコート買ったほうが良いな。

いつまでもつのか見ものです。

 

15:00 読書にふける

レティシアコロンバニの新作が出たとKぬが教えてくれて即購入して即届いてたので、それを読み耽った。
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心豊かな有休にゆっくり読むのにぴったりな良い本であった。まさかの「三つ編み」の続編であった。それを知った時泣けた。スミタ、良かったね…。

 

そして今。これから子どもらを迎えに行く〜。

「あなたの教室」を読んだ後だと、なおさら子どもらが愛おしく思えるなー。子どもらには自由で豊かな選択肢のある人生を歩んでほしいものだ。私も歩ませてもらった。親には感謝だね。でもそうしたくてもそうできなかった人もたくさんいるということも心に留めておかないと…でもうちの子どもらを大学に行かせずに他の貧しい子どもにお金をあげられるかと聞かれたらそれは無理だなとか思うな…むずいね。

 

なんとも豊かな有休であった。明日からもがんばるぞ〜!

多様性の科学の話

会社の図書館で本を借りて読んだ。

多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織

これ興味深い点多すぎてフセン貼りまくった。そして読むのに時間がかかって、読み終える頃には最初の方の内容忘れてた。また読もう。

でもせっかく読んだので心に残ったところ記録。

 

・採用・選考などの時、自分に似た人を選びがちな傾向は同類性選考と呼ばれる

・「能力の高さと多様性は共存しない」と信じられてきた(けど現在は変わってきた)

・問題の解決には、「正しい考え方」だけでなく「違う考え方」をする人々と協力することが欠かせない

・同じ考え方をする人たちは「盲点」も同じである可能性が高い(同じものを見逃す)。しかもその傾向を互いに強化してしまう(ミラーリングと呼ばれる現象)=自分達は正しいと信じてしまう

・エコーチェンバー現象は、カルト集団のように一切外の情報を入れないわけではない。反対意見も適度に入れつつ、それを仲間で叩き潰すことにより、いっそう自分達は正しいと信じ込む

・意見を肯定されると快楽中枢が刺激される。だから人は同じような意見の人と群れたがる

・性別・人種・年齢・性的嗜好などが多様であっても、育った環境・学んだ知識の内容などが同じであれば、それは多様性があるとはいえない

→「類は友を呼ぶ」を科学的に言うとこう、という内容。自分と外見や考え方や価値観が近い人と一緒にいるのがそりゃ楽だよね。意見を肯定されると快楽中枢が刺激されるというやつわろた。快楽を得てたのか。違う意見聞いても快楽を感じられたら多様性どんどん拡がるのになー。

あと外見とか人種の多様性と中身の多様性はまた別、ていう話がちょっと新鮮だった。若い黒人女性と中年白人男性の経済学者がいても、同じ大学の同じゼミの出身ならほとんど多様性はないよね、みたいな話だった。

 

・画一的なチームと多様性のあるチームでワークをやると、多様性のあるチームは議論がすごく大変だが正解に行き着く確率が高かった。画一的なチームはスムーズに話し合いが進むけど回答は間違いがちだった

・チームであることの意味は有益な情報や知識の共有にある

・頭が良くて社交的でない集団よりも、頭はそこそこでも社交的な集団の方が新しいイノベーションを起こせる

・テイカー(taker=受け取る人)とギバー(giver=与える人)がいる。できる限り他者に価値を与えようとする人ほど成功を収める

・自分の知識やアイデアを人と共有できる人は、その場限りでなく長い目で見て大きな見返りを得られる

→IQが高くて非社交的な集団とIQがそこそこで社交的な集団だと、社交的な集団のほうが科学的に見て大きなイノベーションを起こせるというのは、意外で面白かった。肌感的には分かるけど科学的な裏付けがあると言われるとすごく心強い。ギバーとテイカーの話もすごく分かる。会社にKさはらさんという「みんなの母」的な人がいるけどその人は典型的なギバー。物の分かってないおじさんとかだとナメられていじられたりするシーンもあるけど、それ以外の同僚からは着実に信頼を得ていくタイプ。いいなー。

私もギバー感覚を身につけたい。競争意識強いタイプはテイカー要素強い気がするな。ギバーの本読もう。あとKさはらさんを真似してみようかな。でもだいぶタイプ違うからなー。でも良いところを真似るのは絶対良いはず。

 

・支配的な人・上司がいると、その人が好む回答を準備しがちになり、多様性のあるチームではなくなる(ヒエラルキーによる抑圧)

・支配型ヒエラルキーと尊敬型ヒエラルキーの2種類がある。支配型は多様性を抑圧するが、尊敬型は多様性を促進する

・支配型と尊敬型は性格によるものではなくテクニックともいえる。とにかく突き進まねばならないときは支配型、多様な意見が必要なときは尊敬型など

・尊敬型ヒエラルキー心理的安全性を保証する

・チームに支配型ヒエラルキーがある場合、ブレスト時に誰が言ったか分からないようにするなどの工夫が必要

・会議で自分ばかり話している人は自分ではそれを認めない

ヒエラルキーに2種類あるというのは新鮮だった。尊敬型ヒエラルキーの尊さよ。↑のギバータイプが尊敬型になるんだろうな。尊敬型か支配型かは性格よりもテクニックによるところ大って書いてあったから私も希望を捨てずに頑張ろう。あと会議で話しすぎる人のくだりは、ちょうど昨日の会議でしゃべりすぎたなーと思ったところだったのでドキッとしたから修正しないと。

ちなみにうちの後輩は歳は若いが支配型ヒエラルキーの頂点にいるので大変やりづらい。でも上司変わったのでなんとかなるかもなという気持ち。支配型の場合はブレストに工夫を〜とあったけど、そこまでいくのが難しいよなー。それの必要性、支配型の本人が1番分からないだろうしな。

 

・熟練して深い知識があるからこそ、現状にとらわれやすい。第三者マインドセットが必要

・第三者視点は物理的な移動だけでなく、研究分野やビジネス分野を横断することでも生まれる。意識的に越境したり、前提を疑ってみたりすることで第三者視点を持てる

→第三者視点は普段から意識はしていたけど、自分が思う以上に部署や会社の価値観に染まっているんだろうなと思った。意識的に越境したりしないとなー。

 

・無意識のバイアスは社会のあらゆるシーンで影響を及ぼす。バイアスの影響を受けないひと握りの人間を除いて、社会構造的なバイアスとなって人の意欲を奪う

→これはジェンダーフリーの本とかでほんとよく見るやつ。ゴールが遠すぎて目指す気が起きなくなってしまうというやつ。ゴールが割と近くに見えてた人たちからはそれがわかんないから「あいつらはなんでゴールを目指さないの?怠惰なの?」てなるってやつ。そしてその人たちにより社会構造が作られていくから、さらにゴールが遠くなるってやつ。これなんとかしたい。一隅を照らしたい。

 

・仕事は変えられない彫刻ではなく、自由に組み替えられるブロック

・ブラウザFIRE FOXやクロームの人とSafariIEの人だと離職率に有意な差が出た。与えられたものをそのまま受け入れる人と、より良いものを追求する人の差と考えられる

→ブロックの話、ジョブクラフティングのウェビナーで聞いたなー。とてもいい考え方と思った。仕事を再構築して自分の価値観に合うやり方に変えていくってやつ。同じことをするにしても楽しい方がいいもんね。

ブラウザと離職率の話めっちゃ分かると思った。ブラウザは一例で、何につけてもより良いものを選ぶのって、より良く生きるための手段だと思うんよなー。これは自分はその傾向にはあると思うから、それを建設的な力として伸ばしていきたい。

 

あと例示として、白人至上主義一族のサラブレッドとして生まれそのように生きて来たデレクブラックが、ユダヤ人の親友の力で考えを変えることができた、みたいな話が感動的だった。そのユダヤ人の友人、デレクが白人至上主義と知って周りの友人たちがデレクを鼻つまみ者として扱う中でも粘り強くデレクを夕食会に誘って、まず信頼関係を作って、フラットな状態で政治的な議論を始めたというやつ、本当にすごいと思った。あと、同じことされても考えを変えなかった人もいると思うが考えを変えられたデレクも偉いと思った。この話もうちょっと深く知りたい。

 

 

図書館で借りたのにAmazonでも買ってしまっててあちゃ〜と思ったけど、良い本だったから売らずに取っとこうと思った。

曼荼羅の話

先週自分がコロナにかかり、子どもらにうつり、旦那にうつり、一家全滅となった。その前の週にも濃厚接触騒ぎがあったので7月中旬からずっと行動が制限されてる状態。子どもらが保育園に行けるのが8月15日からだから、正味1ヶ月くらいまともに生活できてないことになる。ニコはコロナの熱から中耳炎にもなってしまい踏んだり蹴ったり。

とはいえニコも含めて家族全員軽症で、家から出れないのがイヤだぜ、っていうのが最大の不満、ってくらいで済んで本当に良かったという気持ち。

私がまずコロナ陽性になって、家庭内隔離を実施してみたので、その期間は私はトイレとお風呂以外部屋から出ず引きこもった。熱でつらかったのは最初の2日で、あとはただヒマな日々だった。ナウシカの原作を一気読みして泣くなどした。ユパ様が死ぬシーンで大泣きしちゃった。あと最後のナウシカの決断、以前読んだ時はナウシカやば…って思ったけど、今読むと至極まっとうな判断って思ったりした。一度すべて滅びたって何万年か経ったらまた微生物からやり直すんやよ地球は…。旧人類のプログラムなんてマジでけったくそ悪いわ。てかなんかナウシカ読んだ後だと、コロナもなんらか計算されて産まれ出てきたウイルスのように思えてしまうわ…。

 

でマンガにも飽きて、もうちょっと意識高いことやるか〜と思って、大谷翔平が高校生の頃にやってたというマンダラチャートにトライしてみた。こういうやつ↓

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最初は紙とペンで作っていったけど、大体固まってくると、マンダラチャート作るアプリとかもあったのでそれ使ってサクッと作ってみた。
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本当はもっと細かく何やるか決めたいとこだが、ここからさらに深掘りするのがなかなか大変だ。少しずつやってくか。

 

こういうのやると「そーいえばコレやりたいんだった」ってのがたくさん出てきて面白い。ここからやれることどんどん出して日々クリアしていきたいものだなー。

生きていく話

子どもらの入園準備しゅうりょー。最後まで閉店間際の西松屋に駆け込むバタバタぶり。はー。

保育園がけっこう昭和の運用で、入園準備の資料も情報がバラバラ書かれてたり矛盾してたりして大変だった。昨日の入園式とか3月頭の説明会とかで感じた違和感とかもあり、モヤモヤイライラしてしまった。修業が足らんのう。

 

なんか入園準備しながらなんとなく考えたことがあって一応記録。

なんか前から「ワーママ」という言葉が好きじゃないというか自分のことワーママって呼ぶ人と仲良くなれないというか、そういうのがあるのは何なのかな〜と自己分析してみた。それでなんとなく分かったのは、ワーママって言葉がどうのこうのじゃなく、なんか型にはめられるのがイヤみたい。型にはめられると急に「ワーママなのに色々がんばってる」とか「ワーママのくせに遊んでる」みたいな、評価の対象になる感じがイヤなんだろーかね。

 

なんか、仕事も親業も趣味も勉強も、フラットな感じで生きたいみたい。どれかがすごく突出してそのために他のことを我慢するみたいな考え方はしたくないなって思う。例えば子どもが小さいから仕事はフルタイムとはいえ残業なし、バンドもちょっと頻度減らそう、というのはあっても、それは「我慢してる」とかじゃなくカスタマイズというか、自分にとって一番いい形というか、自分がしたいことを常に模索して実行してる結果だって思う。他人から見たら我慢してるな〜とか、逆に親のくせに勝手しとるな〜とか見えたとしても、自分の中では整合性とれてると思う。

イチコの育休後に復帰した際、旦那と相談して、フレックスを活用して7時半〜16時半のフルタイムにしてみたら我が家はおおかたうまく回った。その時に、特に仲良くない後輩女子から「◯◯さん(私)って、すごく変則的な働き方してるらしいですね〜!」と話しかけられたことがある。なんか相手の意図が分からなくて、批判なのか賛同なのか謎だったので、ハァとかヘェとか言って話を切り上げた。意図はわかんないけどなんとなく「ほっとけよ」という気持ちになったので切り上げたんだと思われる。なんか、ほっといてほしかった。

育児に正解は無いと思うし、家のルーティーンの回し方も正解が無い気がする。自分の家の正解を模索するために、いろんな人の話を聞いてアイデアをもらって、これが1番良さげだな、というのを見つければいいのかな〜と思う。そんでその1番良さげなやつももっと良い運用があったら変えていけばいいし。

 

趣味とかも、できる範囲でなんでもやったらいいと思う。

これもイチコの育休中に、旦那がイチコを見てくれてる間に友達とジョジョ展に行っておおいに楽しんで、それをインスタかなんかに上げたら、会社のお局的な人から「この場合、子供はどこに?」とコメントがついた。「旦那とおうちデートです」と返信したけど、なんかこの時も「ほっとけよ」と思った。赤子を一人でほったらかしにするわけないし、私と同い年の男子で同じ月齢の子どもがいる人が同じ内容の投稿をしたとして、同じコメントするのかな?と思った。他のうちの旦那は知らんけど、うちの旦那は私と同じか私以上に子どもの世話できるし。それをいちいち言わないと遊びに行ったらいけないなんてことないし。

今はコロナでなかなかいろいろやりづらいし、加えてうちのバンドはボーカルのNつが子どもを産んで、旦那が家にいないからワンオペ育児っぽいからバンド活動再開しづらい。でもそれも仕方ないことだと思う。でもバンドやりたくて手を探してたら、Hさやんぴがリハビリ的にバンドやろうと誘ってくれた。Hさやんぴはいま旦那とバンドやってるので、旦那がHさやんぴに頼んでそういうふうにしてくれたのかなと思ったけど特にそういうわけでもなかった。Hさやんぴは社畜で今繁忙期なのですぐにどうこうできるわけでもないのだが、5月くらいにはなんかスタジオ入ったりできそう。

こういうのすごい楽しいな〜と思う。本当はNつがバンドできて前みたいにのんきにバンド活動したいって思うけど、それはできないんだったら他の形でやるしかないって思う。赤ちゃんはいつまでも赤ちゃんじゃないし、いつかNつとまたバンドができるだろ〜と思うし、もしバンドはできなくてもNつとは一生友達だろうと思う。そういうふうに思えて良かったなと思った。

 

イチコニコの育児についても、なんかフラットにやっていきたいな〜と思う。子どもの前ではできるだけ機嫌よくいたいし、子どものやりたいことはだいたいやらせてあげたい。かつ、子どもが何歳までにこれをやらせないと!とかはできるだけ思いたくない。同級生の◯◯ちゃんはもうお昼寝もパンツなんだ!とか、◯◯ちゃんはひらがな読み書きできるんだ!とか、ママ友との会話にはあがるし、へ〜すごい!とは思うけど、いつかできるようになるだろうし、別に焦らなくていいだろうと思う。習い事とかも、保育園や学校以外の友達を作るとかの目的ならやればいいと思うけど、小さいうちにプログラミング脳をつくる!とか、ピアノは小さいうちからやらせないと!とかはなんか馬耳東風というか、ヘェとかハァとかなる。

なんか習い事の話の時にいつも思い出すのがQueenのフレディマーキュリーと、サッカークロアチア代表モドリッチ。2人とも難民キャンプで生活したことがあるらしい。モドリッチは難民キャンプで丸めた布を蹴ってたとか聞いた。嚢中の錐というけど、才能がもしあれば、自然と頭角を表すだろうなと思う。子どもの才能をつぶさないために習い事!とか思うのは親のエゴと思う。子どもがやってみたいと思ったことはなんでもやらせてみて、それを楽しむ才能やそれを極める才能があればラッキーだね、て思う。だから一度始めたならやめちゃダメ、とかもよくわかんない。大人だって新しいこと始めて、それが合わなくてやめることなんていくらでもあるもんねぇ。逆にヘタクソだけど好きで続けることもあるし。

と言いつつ、習い事については、親が送迎とか当番とかでヘトヘトになるのもイヤだなって思う。そこまでやりたくないと言うと人でなしみたいだけど実際そう。やりたいことはやらせたいけどその送迎や当番を負担に感じたくないなー。その部分だけ外注できんかのー。まあその時考えればいいか。

 

なんかつらつら書いてみたけど、今回思ったのは、仕事してる自分も家事育児する自分も趣味を楽しむ自分も全部自分ということ。

いまは育休中だから育児に目が行くから育児の話で言うと、育児に意味を求める風潮があるような気がしてそれがよくわかんないというか、育児でキャリアを犠牲にした、とか、育児してるのは尊い、とか、育児してるのにキラキラしてるママ、とか、なんか賢くなりすぎた人間たちという感じがする。子どもが生まれたら育てるのが当たり前というか、それ以上でもそれ以下でもないというか、それによって他の部分を修正するのは当たり前というか。もちろんやりたいことを無理やりやめさせられるなんていうのはひどいし、社会の制度が追いついてなくて変えるべきところも多々あるのだけど、我々の気持ち的な部分もなんか、もう少しシンプルでもいいような気がしてる。なんか仕事やら育児やらに変な意味を持たせるから、変な承認欲求みたいのがこじれるんじゃないかなーとか。

 

なんか言いたいことがハッキリしてるようで全然まとまらないなー。とにかくなんか、無理せず怠けず粛々と楽しくやりたいんよなー。なんか周りの人とこのテーマで話したい気持ち。んー。むずいな。

「生きのびるために」の話

タリバンが怖すぎて新聞を読んでたら、この映画がオススメされてたのでこの映画見たさにネトフリに加入した。

生きのびるために

アフガンの少女の話で、タリバン支配下の女たちがどんなにひどい目に遭ってるかという話かと思っていたのだが、女たちもだし男たちもたいがいひどい目に遭ってた。

女が生きづらい社会は、男の中の一部の人にはぬくぬくと生きやすいかもしれないけど、大部分の男にとっても生きづらい社会だっていうのは、なんかすごく分かる気がした。

パヴァーナの父を連行した男も、悪役ではあるけどもっと強い男たちからはヒジでこづかれるような扱いを受けて挙動不審になるし、パヴァーナの父を解放してくれた男はその代償として傷を負う。その傷を負わせた男もきっと長くは生きられないでしょう。

商店街で、パヴァーナに食べ物を売ってくれなかったのに男の子のなりをしたパヴァーナにはニコニコして冗談を言いながら食べ物を売ってくれた男たち、あれが社会の上澄みみたいなとこなんだと思う。「女は父か夫に従う」というトンチキルールがあったとしても、景気が良くて社会がちゃんと回っていて、父や夫が裕福で良い人だとしたら、女もあんまり不満を感じずに生きられるのかもしれないけど、ひとたびその前提が崩れたとき、真っ先に犠牲にされるのは社会的弱者なんだと思った。それは女も子供も老人も、足をなくした男もみんな同じ。強くて背負うものが少なくて運が良い男しか生き残れない社会。それは日本も同じかもしれんね。育児や介護や自身の病気でひとたび休職すれば出世コースから外されたりする話はよく聞く。バリバリ働けて奥さんが専業主婦で家事育児をしなくてよくて、実家が太くて親が健康、みたいな男しか出世できないとすると、それはある意味タリバンと同じなのかもしれん。程度は全然違うけど…。

 

ほんとの意味の多様性って何?と思うなどした。